サイディングといわれる外壁仕上げ材をご存知ですか?
サイディングには3種類あります。
1.窯業系サイディング
2.金属サイディング
3.アルミサイディング
最近の住宅で多く採用されるのは 1. の 窯業系サイデイング です。ちなみにリフォームで多くご採用頂くのは 2. です。え~じゃあなんで最初っから 2. の外壁材を採用しないの? って思いますよね?
答えは3つあります。(私見ですよ)
◎ 窯業系サイディングの方が見栄えが良い
◎ 窯業系サイディングの方が値段的にもリーズナブル
◎ 住宅会社が窯業系サイディングを提案するから
といったところ。要は、安くて見栄えがいいんです。
そんな外壁材ですが、今から20年弱前から発売されて、20年の月日をかけて、やっと都合の悪いところを改善して、不具合が起きにくいような施工方法も確率されて来ました。ですので、新築の際に採用を見送るほどの商品というよりは、採用するに充分値する商品ですが、以前としてこんな症状も見受けるときがありますので、採用する際には こんなものなのかな? っていう心づもりがあった方が、いざ症状がでてきた時に慌てないと思いますので、ご紹介しますね。
※うん、まわりくどい言い方ですみません。
窯業系サイディングで頂く苦情の内容は主に以下の通り。
・凍害
・外壁の反り
・コーキングの劣化
凍害はこの地域ならではの症状かもしれませんが、夏の暑い日差し や 雨風が原因の一つとなって、外壁の表面が劣化したところに 外壁本体 の内部に染み込んだ水分が凍結する事によって、表面がペリペリとめくれてきてしまう症状です。最近、この症状は少なくなって来ましたが、やはりお風呂の窓周辺とかではたまに見かけます。
外壁の反り はご想像の通り、灼熱の太陽が原因で外壁本体が反ってしまう症状です。以前に発売されていた暑さ 1.2cmの外壁に多く見られまが、最近では薄くても1.4cmはありますので、そんなに心配はありません。けれども、可能性としては 無きにしもあらず 。症状がでたら、もうビス等で抑えるしかないのが残念なところです。
コーキングはゴムなので、どうしても劣化します。以上!!!
って説明ザツーーーーーーーーー。
いや、冗談です。以前に比べると外壁の施工方法が改善されているので、コーキングの問題も大分改善されてきました。しかしながら、上に書いたようにゴムみたな材料なので、どうしても劣化は避けられません。コーキングが劣化したからといって、即雨漏りが起きるという可能性も考えにくいので、劣化は2~3年くらいから始まると思いますが、15年位はやりかえなくても無問題かと推測します。
※ボクの自宅が築16年なのですが、雨漏りしていないのが理由です。
で、不具合が起きた場合、メーカーさんは保証してくれるのか?というと可能性は0(ゼロ)に近いです。メーカーさん(窯業系サイディング協会)は 窯業系サイディング の施工方法を細かく取り決めていて、(そんな施工方法でで出来るわけないじゃん!という意見も施工業者さんから聞いた事もあります) その方法からちょっとでも逸脱していると 保証対象外 にしていたり、基本的に 窯業系サイディング は短期間でのメンテナンスが必要な商品であり、必要なメンテナンスをしていないお客様には無償での対応はしかねるという立場を示す事が多い のが理由です。
世の中に完璧な製品はありません。
製品の メリット デメリット を理解した上で採用すると、住宅会社や各種メーカーさんに対して不要な不信感を抱くことなく、入居後も良いお付き合いが出来ると思います。
そんな訳で、これから新築する方、外壁をリフォームされる方、すでにこのような症状が出ている方は是非参考にしてくださいね♪
シティハウスの新築住宅も窯業系サイディングの採用率が高いです♪
上の写真の住宅の施工事例は コチラ です。
さて、今日は七尾市藤橋町 N様邸 見学会の最終日。
スタッフ一同会場でお待ちしてま~す♪