先日、天井裏に湿気が登ってしまった際に木って腐らないのかという質問をお客様から頂きました。
何故このような質問を頂いたのかというと、ボクらはお客様のお家が完成したら完成検査というのを業者さんを集めてしているのですが、恥ずかしながらその完成検査の時にお風呂の天井にある点検口（蓋）から天井裏の状況を確認したまま蓋を元に戻さずにそのままの状態で帰ってしまったんです（汗）
そして、その状態に気づかないままお引き渡しをしてしましい、お客様も気づかずにお風呂に入って、換気しようとした時に 「あれ？なんで天井に穴があいているんだろう？」 という事になった訳です。
ところで、話は変わりますが、日本の住宅が長持ちしない最大の理由をご存知ですか？
それは、日本は四季があり、季節ごとの寒暖の差が激しい事もあるのですが、一番の原因は 湿気 が多いからなんです。
日本の住宅（一戸建て）の多くは木で作られています。木は水に浸かってると腐ってしまうのは容易に想像つきますよね？また、湿気は木を腐らせる以外にも木造住宅に悪影響を与えます。それがシロアリの問題。
シロアリについてはこちらのブログをご覧ください。
知って安心、シロアリ対策のアレコレ
シロアリの薬剤はどれもこれも一緒なのか？
シロアリが木を食べてしまう。＝建物が弱くなる。これが日本の住宅が長持ちしない最大理由だとボクは思います。
話は戻りますが、このような事はお客様の多くもご存知の事なので、蓋が開いてて、湿気が天井裏にあがってしまって、木は腐らないのか？と心配になるのは至極当然だと思います。
でもね、ご安心ください。
住宅は小屋裏（屋根裏）は常に換気出来ているように設計されています。一時的に大量の湿気が小屋裏に放出されてもしっかり換気されるように出来てるので、木が腐ったりするような心配はありません。ただし、慢性的に湿気を放出し続けている場合はこの限りではありませんのでご注意ください。
今回は一時的だったので、まず問題無いと判断して、お詫びすると共にその旨をご報告しました。
ちなみにお風呂繋がりの豆知識ですが、入浴後、窓を開けて換気扇を回す方が多いと思いますが、あれは 換気効率的には意味ない です。 窓を開けるなら換気扇を回さなくてもいい です。※理由はお風呂（ユニットバス＝組み立て式のお風呂）の仕組みの関係でです。
入浴後に窓を開けれる環境にある方で、電気代を節約したい方は窓を開けて換気扇は回さないで下さいね♪ 以上、豆知識でした。
まとめ
木造住宅の大敵は湿気です。ですので、湿気が住宅内（小屋裏・壁等）に篭らないような設計を各社されていますし、国からの施工指導等でちゃんと換気するように決められています。一時的に湿気が出てしまっても、しっかり換気出来る様になっていますし、そんな簡単に木も腐りませんのでご安心下さい。
人間は水がないと生きられませんが、木の家にとって、水は大敵なんです
それだけは覚えておいて下さいね。
ではでは～。
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