個人飲食店では夫婦を中心とした家族経営が多いものです。



以前、飲食店経営者の相談で「家族で経営しているが、妻や息子が自分の言うことを聞いてくれない。なんとか自分の言うことを聞くようにアドバイスしてもらえないか?」という案件がありました。



そして、実際に経営者の奥さんと息子さんと個別に面談をさせていただくと、おふたり口を揃えたように「夫(父)は自分勝手で、好きなときに休んで遊びに行ったり、忙しいときには事務所に籠ったりと経営者らしいことをしていない」と言い、案の定経営者の言っていることと対立するようなのことを言っていました。



これは、経営者というよりは、普段の家族関係をお店の経営に持ち込んでいるだけで、夫(父)である経営者としての姿勢というよりも夫(父)としての「想い」に問題があると思いました。



こういった問題は特別なことではなく、家族経営ではこういう問題は少なからず存在します。



また、統計的にも「売上が悪い」「利益がない」「バイトが育たない」など、うまくいってない原因の90%以上が家族や夫婦の仲が悪ことがあげられています。



他の業界でも、倒産原因の80%以上が夫婦不仲をあげているようです。



つまり、家族の基本である夫婦の仲が良ければ小さな店舗から大きな企業でも繁栄する基礎が出来ていると言えます。



たとえ、奥さんが経営に参加していなくても、夫婦仲が良いということは夫である経営者の心を癒したり、日々のストレスを和らげてくれて、良い経営するための夫を支えることになると思います。



夫婦はいつも向かい合った一組の鏡であると言われているように、相手を直したいと思うのではなく、まず自分を正していけば、相手も自然と改まると思うんです。



そんな、お互いの「心」が一致している経営者夫婦であってほしいと思います。