「浄」という字は、「さんずい」つまり「水が争う」と書きます。

水が争うとは、水が争うようにどこまでも流れていくような澄んだ川を表しています。

逆に「滞」は「水が滞る」と書きますが、水の流れが悪くなり滞ると濁るようになります。これを人生で考えると、いくら今焦っても自力ではどうにもならないこともあります。


それを苛立って、焦りの心に留まれば、いつしか心が濁ってくるものです。

だから、自然の流れに任せることで心が澄んで大らかな気持ちになるような気がします。


水の流れる川では、大河のような大きくて深い川はゆったり、焦らず、静かに流れますが、浅い川はザワザワと音を立てて流れるものです。

人間も心が浅いと少しのことで心が乱れ騒ぐものです。


私も恋愛や仕事で、何かショックなことがあるとすぐに動揺してしまうところがありますが、普段から心をゆったりとした生き方をしたいものです。