タミヤのクイックデリバリーに絵を描こうとした高校生がおりました
当時は水性塗料の発売もなくエアブラシも持たない高校生は塗装に苦慮してました
クレオスの水性塗料は1981年に発売、当時のものはもちろん今みたいに使いやすいものではなく乾かない、透ける、乗らないと今までのラッカー系からはなかなか移行が進まなかった時期です
題材に選んだのはうる星やつらのラムちゃん
ですが完成することも無く終わりを迎えました
めでたしめでたし
今の塗料ならさほど苦労する事もなく作れていたかもですね
最初は肉球のスタンプを散りばめて作ろうかと考えていたスバル360
昨日塗り分けしていてそんな昔のことを思い出していました
今でこそ筆塗り用水性塗料も存在しますが当時はそれこそ絵を描こうとするならパクトラタミヤくらいしかなかったんですよね
パクトラタミヤとは米パクトラ社との共同で作られていたタミヤのエナメル塗料です
これがまた乾きが悪いのでどうにも敬遠ガチな塗料でした
その頃タミヤカラーと言えばラッカーはスプレーのみ、水性は無くこのエナメルのみが瓶入りで発売されていたのです
なので現クレオスの、当時ではレベルカラーがやはり多かったですね
瓶ももう少し背が高く塗料も多く種類も豊富でしたからね
今ではガイアカラーなど使い道に応じてメーカーを変えて手に入れられるしメッキ調塗料も出てきたので完成度が上がって良い時代です
まぁそれに追いつくのにかなり苦労しますがw
中間色も無く作るしかなかった当時に比べると天国ですね
数ある同名称の中間色でもメーカーによって随分と違いがあるのでチョイスに困りますがw
例えば黒
つや消し黒→セミグロスブラック(クレオス)→セミグロスブラック(ガイア)→ブラック(クレオス)→ピュアブラック(ガイア)と艶が随分違いますから
初期のガンプラなんかつや消し剤なんか知らずにてかてかの完成だった頃もあります(笑)
最近はキャラクターキット作ってないのでつや消し塗料の消費がほぼないんですが逆に今まで買わなかった光沢塗料がやたら増えました
1番上にあるクイックデリバリーのキットなんか最近めっきりお目にかかれなくなったので全く同じ挑戦は出来ませんがそのうち何かチャレンジしてみたいですね
あ、パクトラタミヤの黒はスミ入れに使ってました