再びジョニー・トー監督作品のクライムサスペンス。
今自分の中で間違いなく「ジョニー・トー」ブームが来ている。
すごく面白かった。
あらすじ:麻薬密造関係者の男(テンミン)を捕まえた警察が彼を利用しておとり捜査をします。
イケメンのテンミンもいいのですがなんといっても今作で最高なのはジャン警部を演じたスン・ホンレイ!
元阪神タイガースの金本に激似のオッサンですが超絶カッコいいです。

*イメージ画像
この見てくれでマッチョなタフガイだけではなく頭脳戦や密輸人役の芝居もこなすスーパー刑事。
どうでしょう、超小型隠しカメラやPC等のガジェットを駆使しながら綿密な作戦を立てて完璧なチームワークで敵を追い詰め銃撃戦でも容赦のない金本。勝てる気がしないじゃないですか!
やたらと情に訴える日本の刑事モノとかこの作品を観たらヌルくて観てらんないですよ。
お腹の中に飲み込んで隠してた麻薬カプセルを洗面器に排泄させるシーンとかあんまり観たく無いものも見せてくれたりするわけですがそういうシーンがある事が地味に大事だと思います。
世の中キレイなものだけじゃないので汚物も映画にリアリティを与える重要な要素だと思うのです。
後半の銃撃戦では人が死にまくりなわけですが中盤までの緊張感を一気に開放するようなケレン味があって良いです。
「ヒデぇ」と思わず口走りそうになるシーンが満載ですがちゃんと因果応報なケリのつけかたもしてるので後味は悪く無いです。そんなに良くもないですが。
あと麻薬工場を仕切る頭の悪そうな聾唖の兄弟がやたら強かったりとどのキャラもキャラ立ちしてて素晴らしかったです。
『名探偵ゴッド・アイ』にも出てた人が兄の方を演じてるのですが他にもチラホラ観た事ある人達が…。
映画の8割は頭脳戦なので戦争をイメージさせるバイオレンスっぽいタイトルよりも意外におとなしめだった印象。壮絶なのは後半の10分弱。
ともあれ今後中国ノワールがどんどん面白くなっていきそうな予感を感じさせてくれる映画でした。