キックアス2 ジャスティスフォーエバー | 寝る前のキルがルール

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俺のガン見に誰も気づかない。

1作目ほど話題にならなかった理由が少しわかった。

あらすじ:コスプレヒーローとコスプレ悪党が戦います。

前作はヒーローに憧れる青年が実際に凄惨な経験をしながらヒーローになる物語だったけど今作もだいたい同じ。

バイオレンス描写のとても痛そうな感じとかも健在。

ただ下品さがさらに過激になってるように思える。
「何もここまでしなくても…」っていうぐらい下品。

テーマは「アメージングスパイダーマン」とほぼ同じで非常にシリアスなんだけど照れ隠しか何なのか下品さが際立つ。いや元々そんなもんか。

なので「スパイダーマン」の方がツルっと喉越しが良いのは確実で今作はあまりの下品さに引いた人も多かったかも。

比べるならバイオレンスの凄惨さや痛みの表現は「キックアス」の方が良く表現されていてちゃんとスーパーではないヒーローを描けていると思う。
ヒーロー論として筋が通っていた。

「アメージングスパイダーマン」は「寓話」としての完成度が非常に高い。
こちらはヒーロー論というより人生訓的な要素が多い。

どちらも父親を失うところとか共通点が多いのが面白い。
そして共に内省的。

たしかに自分の正義に疑問を持つヒーローは信用できると思う。