1%のウソ。 -3ページ目

1%のウソ。

自分の事。



「海鮮とか食べにいきたい!北陸のほうとかに!いこうよ!」
わたしが見つけた 唯一の解決方法は
明るく振る舞うこと、楽しむことだった。

「家族で行ってこれば?」
前の小春と同じような顔で
目を合わせずに放つ宇美奈の言葉…その言葉から優しさを探して見つけることは困難だった。


ただ、たのしい思い出がほしい。
ふつうに仲良くしたい。

ただ、それだけなのに、なぜこんなに気持ちがすり減っていくんだろ?



宇美奈は職場の後輩の気に入らないことを
見つけては針で一つ一つ突ついて
えぐって掘り出し文句を付ける。

同じやり方で、私の劣る部分を拾い集めて 誰かと笑うためのネタ集めをされているような気がする。


もう ここに居てはダメだな。


自分が浮いているというのも認めたくなかった。
今までずっと うすうす気づいていた違和感を誰にもいわなかったけど

もう心が千切れそうで
仲のいい レイちゃんに 電話をかけてしまった。

一部始終を泣きそうな声をおさえながら話した。
レイちゃんはゆっくり話を聞いてくれた。

レイちゃんはゆっくり考えながら
「二人は余裕がないんじゃないの?」

余裕?
二人とも バイト先の友達や、彼氏と仲良くして楽しそうにしてるよ。
充実してるし、余裕だと思うけど…

私からすれば二人は「青い芝生」で
羨ましいくらい 楽しそうに生きているよ?


「…自分が嫌だって思うところにはいちゃいけないよ。
そこにいても、苦しいだけでしょう?

本当に友達だったら、落ち込んでたりしたら 上手くフォローするもんじゃない?

なにか悩んだ時、その二人に相談出来る?」


レイちゃんの言葉たちは
私の頭の堂々巡りのなかに新しい道をくれた。


私は落ち込んだり悩んだり、
心の問題で動けなくなることや、毎日が苦しいと悩んでいたことを、話したことを思い出した。

二人はそれを 受け止めるでもなく
癒すでもなく ふぅーん と流すかんじだったし

「本気で生きるのが辛い時がある」と伝えた時は
二人は顔を見合わせ苦い顔でアイコンタクトを取るだけでアドバイスや励ましの言葉はなかった。


わたしが暗すぎて、おかしなことを言ったのかもしれない。

もし、ただ受け取り方が悪いだけかもしれなくても
二人から そうされることはとても居心地が悪くて、
結局 三人でいるとき、本音では話せないんだと自分を抑えてしまって、無理に笑うようになっていた。

きっと 私の気持ちを
わかってほしいと言えば
面倒臭がられるしイタイと思われる。

その場で優しくしてくれても 本音はきっとそうだろうな。



長い付き合いで、二人が後で何を言うかが わかる。。。



誰だって 自分のモノサシがあって
その尺に合う人達と一緒にいるようになる。

二人は自分たちの測る、楽しさの中で
人の気持ちを考える余裕がなくなったのかな。


これがレイちゃんの言う「余裕のなさ」なのかも。



わたしと小春と宇美奈のモノサシはいつしか 違うようになって
お互いにズレを感じるようになってしまったんだろう。


それは きっと 仕方のないことで
自分を責めることはないんだと 思えるようになった。


居心地が悪いのに
「好きだから」
「いい子だから」という理由で一緒にいる事を選ぶ必要はなかったんだ。


少なくても、自分が自分らしくいられて、楽しく感じられる人たちと一緒にいればいいや。


少し 距離を置こうと考える事で
やっと気持ちが楽になった。