1.運城の周り方
1番…運城市塩湖区エリア
市の中心部で空港や高鉄駅があります。基本的にはこのあたりにホテルを取ると思います。
塩湖
運城博物館
解州関帝廟など
2番…芮城(Rui Cheng)エリア
市南部の芮城県。
永楽宮
広仁王廟など
3番…永济(Yong Ji)エリア
市西部の県級市で永济市。
鸛雀楼
普救寺
万固寺など
4番…万荣(Wan Rong)エリア
市北部の万荣県。
李家大院
万荣東岳廟
飛雲楼
稷王廟など
2.水上列車に乗って永済へ
8165列車 運城9:35→永済10:54
8166列車 永済14:04→運城15:35
高鉄の運城北駅と違って昔ながらの火車駅。久しぶりに中国の客車に乗ります。立派な関羽の銅像も!
小さな待合室で列車が来るのを待ちます。普段は高鉄駅ばかりを使ってるので、ほのぼのした風景に和みます。
往復で14元!こんな低価格で小旅行が楽しめます。私はパスポートを見せなくてもQRコードで乗車できるのが便利なので、中国鉄道の公式サイト「12306」を利用しています。簡体字で入力しないと検索に出てこないなど、中国語がわからない方には難しいので、Trip.comで購入しても大丈夫です!
始発は隣の市の臨汾、終点は運城市の最南端にある風陵渡です。先程書いたように中国の中では非常に短い観光メインの客車列車。
駅を出ると街並みが途切れ、すぐにトウモロコシ畑の風景が広がり、運城はやはり田舎だなと感じます。そうしていると進行方向右側に見えてきました!湖の畔スレスレに鉄路は伸びてます。
完全なる観光用路線だと感じたのは、この湖の区間だけ非常にゆっくりと走ってくれること。観光客は思う存分写真を撮っていました。
確かに水上列車というだけのことはありますね!
『千と千尋の水上列車にようこそ』
1時間20分の行程のうち、10分以上はこんな風景ご続くので、慌てずに写真を撮れます。
1時間20分ほどで永済へ
永済駅も非常にこじんまりとしています。
3.『登鸛鵲楼』の詩で有名な鸛鵲楼へ
タクシーでおよそ20分で、中国四大楼閣の一つと言われる鸛鵲楼(かんじゃくろう)へ行きました。およそ30元。こちらは復元されたものですが、非常に高く立派です。
高校で習った方も多いと思いますが、忘れてしまった人は、ぜひ漢詩を復習してから行くといいです。
『鸛鵲楼に登ると、光り輝く太陽も、西の山々によりかかるように沈んでゆき、眼下には滔々と黄河が東の海に流れ続けている。 この雄大な眺めを千里の彼方まで見極めようとして、更にもう一層上へと登ってみるのである。』
写真では分かりにくいですが、確かに黄河が流れています。
4.普救寺へ
次にタクシーで普救寺へ。およそ5分で10元ほどでした。
普救寺は唐武則天時代に建てられました。元代の王実甫の雑劇『西厢記』のラブストーリーは普救寺が舞台だそうです。
小説自体は勉強不足で分からないのですが、50mある舎利塔が見どころでした。
14:00の列車に乗るので、2箇所合わせて滞在時間は2時間弱。すぐにタクシーを拾い永済駅へ。30元弱でした。行きと同じ水上列車に乗って運城戻ります。
(つづく)