今回の目的地は延边朝鲜族自治州(一般的に延边州と略されるので、以下、延边州)です。ハングルが溢れている街を巡っていきます!







琿春のホテルに宿泊して、朝から中朝露3国国境の防川展望台を見てきました。そのまま琿春駅から高速鉄道で図們へ向かいます。図們は北朝鮮との国境に面した小さな街で、中国人にも人気があります。中国人のブログなどを見ると、日帰りで十分、いや、半日あれば全て見て回れると書いてる人が多いです。夕方には琿春に戻って街を少し回りたかったので、図們滞在は3時間のみ。かなりの強行日程でしたが、満足できました。例えば、延吉からでも半日で見に行くことができるので、参考になれば幸いです。







琿春から図們は高速鉄道でわずか20分。2等席で350円程度、1等席でも550円程度なので気軽に半日観光できます。ちなみに延吉からも20分弱です。



琿春駅も図們北駅もセキュリティーが非常に厳しかったです。まずは身分証(外国人はパスポート)で駅構内に入るのは一緒ですが、パスポートで入る外国人は公安によるチェックがありました。次に保安検査も他の都市と同じですが、その後もなぜか公安がいてにパスポート提示。更にまた中国人も含めて全員に保安検査。公安のパスポートチェックが2回、保安検査も2回。2回ずつやる意味はあるのでしょうか?地方ほど厳しい印象ですが、琿春や図們は群を抜いています。私が行った日がたまたまの可能性もありますが、知らずに行くと驚くので参考まで。









安いので1等席を利用しました。









図們北駅に到着!後で気付いたんですが、隣の図們バスターミナルを撮影してました。駅とバスターミナルは全く同じ形をしていて、2つ並んでるので間違えたようです。とにかく、高速鉄道で図們北駅に着きました。









図們の回り方として、高速鉄道で図們北駅に着いたら、まずは9番のバスに乗ってください。一律2元です。終点の「日光山下」で降ります。終点だから間違えることはないでしょう。なぜか乗客は私だけでした。








中国では珍しい踏切がありました。私は初めて見ました。貨物列車がゆっくりと通過していきます。








図們の中心地を15分ほど走ります。琿春よりも更に田舎な気がしました。









バスを終点で降りると目の前が有名な鉄路国門です。とにかく中国人に人気の映えスポット。








ここから図們江を渡り北朝鮮まで鉄路が伸びています。ほとんど使われることは無いようですが、実際に通れるようになっています。









国門から少し歩くと、ここも中国人に大人気のスポット。図們江の対岸は北朝鮮の南陽市。














道路を挟んで向かい側に映えスポットがあり、中国人が撮影のために大行列を作っていました。記念撮影するなら並ぶ必要がありますが、壁の写真を撮りたいだけなら、並ばずに交代の合間に列の外からパシャリ。










おすすめはこのお店。お土産も充実しており買い物も便利ですが、外せないのは北朝鮮の南陽市を一望できる「南陽亭」です。お店の3階へ上がると「南陽亭」という展望台に行けます。もちろん、無料です。









お店の3階から続く階段をひたすら登ります。









そうすると「南陽亭」という展望台に到着。








これが見たかった景色です!








一角に団地があります。








南陽駅で金日成と金正日の写真が掲げられてらいます。








団地があるのは一部で、このようなのどかな景色が広がっています。








しばらく北朝鮮の街を眺めます。








反対側を見ると建物はほとんどありません。







こちらは中国側の図們市。10万人程度の田舎町ですが、北朝鮮の南陽市よりも発展してます。手前には国門が見えますが、線路が繋がってるのが分かりますね。







「南陽亭」から北朝鮮を見た後は、鉄路国門方面へ戻って川沿いを散策するといいと思います。外国人は入れないと思いますが、中国人は北朝鮮と繋がっている橋の中間点まで行って記念撮影をします。いずれにせよバスで鉄路国門まで行けば、あとは全て徒歩圏内です。私は時間が無いので、9番のバスで図們北駅へとんぼ返り。








わずか3時間の滞在でしたが、目的だった「南陽亭」へ行けて満足しました。琿春へ戻って街を散策します。