中国にノービザで行ける144時間トランジットビザ免除の最新情報です!(7月15日更新)





トランジットビザ免除について簡単に説明すると、トランジットの場合はビザが免除されて144時間まで臨時入国でき、観光やビジネス、親族訪問に活用できる制度です。ここでいうトランジットとはA国(香港、マカオ、台湾含む)中国→B国(同様)と移動することです。この制度の「トランジット」にはそれ以上の意味は全くありません。トランジットとは主目的地ではないとか、直行便があれば認められないとか独自理論を展開するコメントには十分ご注意ください。ビザが免除される制度なので、トランジットビザを貰うわけではありません。




トランジットビザ免除制度の本当の趣旨や、詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。








7月15日より新たに対象空港や滞在地域が拡大したので、最新情報をご紹介します。









小さな変化点は港がかなり追加されたことですが、今回は特に旅行に使えそうな大きな追加ポイントに焦点を当ててご紹介します。









1.雲南省の対象イミグレ拡大



個人的にはこれが一番大きいです。以前は昆明空港だけで、滞在可能地域も昆明市だけでした。今回、麗江空港と磨憨鉄道口岸が新たに対象となりました。滞在可能地域も昆明のほか、麗江、玉渓、普洱、楚雄、大理、シーサンパンナ、紅河、文山に拡大。特に磨憨鉄道口岸がインパクト大きいです!雲南省の対象可能地域にトランジットビザ免除で144時間滞在して、中国ラオス鉄道でラオスへ。もちろん逆も可能。ラオス区間だけはyoutubeにも結構ありますが、国境越えの利用は見かけないので、今後はそんな体験談も増えそうですね!ソウル→昆明→ラオスなんか良さそうです。








2.鄭州が対象に!滞在可能地域は河南省全域。


鄭州はピンとこないかもしれませんが、歴史に興味のある方なら中国の古都である洛陽や開封、安陽はご存知だと思います。そんな河南省にノービザで144時間滞在できるのは歴史好きにはメリットだと思います。私もコロナ前に行きましたがお勧めです。ただ、A国(地域)→鄭州→B国(地域)でお手軽なルートが存在するのかは研究中です。日本からの直行便はありませんが、ソウル、台北、香港などを組み合わせれば可能。ただ、軽く調べた限りではチケットが高く費用面がネックです。








似たようなご質問が非常に多いので、この機会に書いておきます。トランジットビザ免除は対象空港(港、鉄道口岸)に外国(地域含む)から直行便で到着、直行便で外国(地域含む)へ向かうのが条件です。東京→上海(乗り継ぎのみ)→鄭州、河南省を観光して鄭州→ソウル→東京というルートが安かったです。上海では入国しません。144時間トランジットビザ免除適用になりますか?というような質問が以前からかなりありますが、最初の到着地の上海で必ず入国となります。つまり、ビザを持っていない場合は上海でトランジットビザ免除を申請することになります。そうすると上海の144時間トランジットビザ免除では上海市、江蘇省、浙江省から出られないので、鄭州には行けなくなります。実際には東京で搭乗拒否に遭うだけの話ですが。(上海到着から鄭州出発が24時間以内なら可能)






国内線は入国せずには絶対に乗れない。どこの国も一緒です。入国してない人が国内線で隣にいたら怖いですよね。言われてみたら当たり前ですが、なぜか海外になると忘れてしまいがち。中国に限らず、アメリカ国内乗り継ぎやシェンゲン協定内でも似た質問をたまに見かけます。(国内客は一切乗せない寄港だけの例外はあるかもしれません) つまり、ノービザの場合は最初の到着地でトランジットビザ免除申請が必ず必要で、そこの滞在可能地域からは出られない。これを覚えておけば計画を立てるときに間違わないと思います。中国に限らず世界中使える原則です。もちろん、東京→上海→南京→ソウルはOKですよね!上海の144時間トランジットビザ免除は江蘇省にも行けるからです。







東京→ソウル→昆明→(中国ラオス鉄道)→ラオスはOK! 


東京→上海→昆明→(中国ラオス鉄道)→ラオスはもちろんNG!


 真逆の行程も同様。磨憨鉄道口岸はラオスとの国境にあるイミグレです。当然ですが、中国ラオス鉄道の中国国内区間は全て滞在可能地域に含まれてるのでご安心下さい。





東京→バンコク→ラオス→昆明→香港→東京は?A国(地域含む)→昆明→B国(地域含む)の移動に当てはまります。香港は地域に含まれるので可能ですね!










どんどん対象空港や滞在可能地域が拡大している144時間トランジットビザ免除で気軽に中国旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか?