今日第1回AKB48グループドラフト会議から3年を迎えました。指名されてAKB48グループのメンバーとして活動しているドラフト1期がTwitterやSHOWROOMでそのことに触れています。

 

 

新メンバーを現役メンバーがドラフト会議としてプロ野球同様に選んでいて過去2度開催しましたが利点と課題が多くあると思います。

 

【利点】

①劇場のある地域だけでなく日本全国どこからでもメンバーを獲得できる。出身地を多様化させることで全国展開の足がかりにつながる。(第1回では東京都出身の須藤凛々花をSKE・NMBの3チームが1位指名しNMB48チームNが交渉権を獲得。他にもAKBが愛知県出身を2人1位指名したりSKEが関西出身のメンバーを多く獲るなど地元以外の候補の指名が目立ちました)

 

②同期が全グループに所属することになるのでグループの垣根を越えた絆が作れる。

 

③現役メンバーが指名することにより現役メンバーが先輩として劇場デビュー前から思い入れを持って育成され先輩メンバーと早いうちに強い縁を築くことが可能になる。

 

ドラフト生は劇場がある地方出身ではないメンバーが多く活躍している印象があります。また、ドラフト生は同期が全グループに所属することになるので48全グループが集まるイベントは他のグループの同期と会う機会になるので楽しいのではと思います。

 

 

【課題】

①グループ各自がオーディションを行って採用する通常の研究生とどう育てるか。現在はドラフト2期生にあてはまります。SKE48はドラフト2期生に7期生がいて近いうちに8期生が加入してきます。NMB48はドラフト2期生と5期生がいてどう育てるのかが課題です。AKBも昇格した樋渡結依を除くドラフト2期研究生と近いうちに加入する16期研究生とどのように育てるのかです。すでに指名全メンバーが昇格したHKT・NGTを除くAKB・SKE・NMBはどのタイミングで全員昇格させるのか気になるところです。

 

②住居移転を伴う指名になる可能性があり中学生以下の拠点外の候補の指名はためらう傾向がある。特に最西端に拠点があるHKT48は確約が取れない限り九州在住以外の候補を指名するのが難しい傾向がある。(第2回で指名した関東出身の松岡はなと今村麻莉愛はHKT48を志望していた)また、指名を契機に住居移転がやむおえなくなる候補生に対してどのようなケアを施すか。すでに卒業したドラフト1期3人とドラフト2期1人は引っ越しをして加入した元メンバー。

 

③同期の間・グループの間で運営の推し具合に大きい格差が見られる。

 

AKB:ドラフト1期が川本紗矢を選抜メンバーに起用して後藤萌咲をカップリング選抜に起用するも残る3人はメンバーで加入後に「AKBINGO!」に一度も呼ばない有様。

 

SKE:ドラフト1期は新人事で2人が副リーダーに抜てきもこの1年ドラフト1期からシングル初選抜が誕生せず2期も菅原茉椰を1回限りで選抜メンバーから外した。第1回で最後に指名された惣田紗莉渚が選抜常連に定着したものの全体的にドラフト生を推そうという姿勢が感じられない。

 

NMB:内木志が2016年12月28日リリースの16thシングルでドラフト1期全体で唯一の2016年にシングル初選抜を果たすメンバーとなる。ドラフト2期生は中学生メンバーが多いという事情もあるが誰一人も選抜メンバー入りするなど推される気配がない。その下の世代となる5期生の山本彩加が早々と昇格しシングル初選抜入りを果たした。

 

HKT:ドラフト1期生で唯一指名して加入した山本茉央が1度は選抜入りを果たすもここ最近は後輩となるドラフト2期生らチームTⅡメンバーの影に隠れてしまった印象が強い。ドラフト2期は新設する「チームTⅡ」で3人全員が昇格。一方では村川緋杏がカップリングでセンターを務めた経験があるも4期研究生を含めて多く初選抜メンバーが出た9th「バグっていいじゃん」(発売日未定)で同期で唯一選抜漏れという人事に見舞われる。

 

NGT:第2回で1期生加入前に西潟茉莉奈・荻野由佳の2人を指名し順当にチームNⅢメンバーに起用。一方ではAKBシングル選抜入りが1期生3人に超される。

 

 

 通常の研究生の兼ね合いで指名する候補が少なかったり地域の問題で指名できるメンバーが限られたり同期の間・グループの間で運営の推し具合に大きい格差が見られるなど課題が多くあると思いました。この1年でNGTを除く48グループは各自の研究生オーディションを行ってドラフト2期研究生と通常の研究生を多く抱えるグループがあるだけに来年第3回AKB48グループドラフト会議を開催するかは不透明です。仮に開催しても指名0のチームがあったり3人以上指名するチームが出てこないのではと思います。

 

2013年から新たにAKB48グループに加入するルートとなったドラフト会議ですが来年第3回は実施するのか気になるとともにドラフトで加入したメンバーは各グループおよび48グループ全体で大きな存在感を出していけるか現在在籍するドラフト生の頑張りがカギになると思います。


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