◆プレミア12 ▽準決勝 日本3―4韓国(19日・東京ドーム)

 日本と台湾で初開催される国際野球大会「プレミア12」の準決勝が行われ、B組1位の日本は9回、3点差をひっくり返され3―4で同3位の韓国に逆転負け。先発・大谷が7回1安打無失点で韓国打線を封じ込んだが、9回に則本がつかまった。日本は21日の3位決定戦に回ることとなった。

 若き剛腕が再び韓国の前に大きな壁となり立ちはだかった。先発・大谷は初回から160キロをマークする最高の立ち上がり。4回2死からは5者連続三振を奪う圧巻の奪三振ショーを披露。

 打線は4回1死一、三塁、平田が三遊間を破るレフト前へ適時打で待望の先取点。相手のミスで1点を追加すると、1死満塁から坂本の右犠飛でこの回3点を奪った。

 大谷は7回、先頭の鄭根宇にセンター前安打を許すまで、ノーヒットノーランの圧巻の投球。大谷はこの回を投げ終えたところで、マウンドを降りた。7回を投げ85球。1安打無失点1死球11奪三振だった。

 8回から2番手で登板した則本が、3点リードの9回に3連打で1失点。さらに1死満塁とし降板。3番手・松井裕が押し出しで1点差に迫られ、なお無死満塁。4番手・増井が李大浩にレフト線へ適時二塁打を許し、勝ち越しを許してしまった。

 何とか追いつきたい打線だったが、試合はそのまま終了。まさかの逆転負けを喫し、初代王者の夢は消えた。

(スポーツ報知より)


今回小久保監督が投手の力を信じ切ってイニング途中で投手を代えることがほとんど見受けられなかったので継投を引っ張ってしまったのと中継ぎ・抑えの専門の投手がいたとはいえ抑えの経験が1・2年と浅い投手が多くかつ西武の高橋朋己とロッテの西野といった以前小久保ジャパンで後ろをやっていた投手を故障で欠いたのも響いたのではと思いました。

このプレミア12では中継ぎ・抑えが打たれることが多かったので特に中継ぎ・抑えの投手をどう育てていくかが日本のプロ野球の課題かと思います。今日投げた楽天・松井裕樹は来年先発に回る可能性がありますし球団によっては勝ちパターンの中継ぎと抑えを外国人投手に任せている球団が多いので特にハマの大魔神・佐々木のようなストレートと空振りがとれる変化球で抑えられる抑え投手をプロ野球の各球団は育ててほしいと思います。

打線はソフトバンクの柳田・内川といった外野手が故障で出場辞退をした中で中日・平田やソフトバンク・中村晃といった外野手がいい働きをしていたと思います。日本ハムの中田翔も台湾では大活躍でした。今後そこに若手が台頭していってほしいと思います。

あと3位決定戦が残っていてそこで勝ってほしいと思います。