浅田真央選手のフリーでの復活が大きな話題となっていますがメダル獲得という偉業のためこちらを触れます。



◆ソチ冬季五輪第14日 ▽フリースタイルスキー女子ハーフパイプ(20日、ロザ・フトル・エクストリーム・パーク) 新種目の女子ハーフパイプ(HP)で小野塚彩那(25)=石打丸山ク=が83・20点で銅メダルを獲得した。予選で83・80点の4位で上位12人による決勝に進むと、ノーミスの演技で表彰台に上った。優勝は89・00点でマディー・ボーマン(20)=米国=。三星マナミ(野沢温泉ク)は15・60点で最下位の23位で落選。フリースタイルスキーでは02年ソルトレークシティー大会・モーグル銅の里谷多英以来2人目のメダル。日本のメダルは8個目で海外開催の冬季五輪で最多だった92年アルベールビル大会の7個を上回った。

 小野塚にとって本格的に競技を始めて、わずか2年半でのメダルだった。2010年春にアルペンスキー選手として活躍した専大を卒業。地元の新潟・南魚沼市で生活していた11年4月、スキーハーフパイプが五輪種目に正式採用された。心を決めた。「ソチに出て、メダルを取る」



 苦労の連続だった。日本にはハーフパイプのナショナルチームがなく、五輪仕様のパイプの台がない。練習も試合も海外。活動資金を工面するため、地元の有志がサポーターズクラブを開設してくれた。「小野塚彩那オフィシャルサポーターズクラブ」。個人会員一口5000円が初年度で約100人。法人会員も地元企業5社が名を連ね、年間約300万円の資金を捻出することができた。

 単身、アメリカへ行った。片言の英語で外国人コーチにアドバイスを求めた。スキーではなく、スノーボードハーフパイプの映像を見てイメージトレーニングもした。高く飛ぶことは楽しい。だが、飛んでから回転することに「恐怖心がある」。わずかなキャリアで慣れることは難しい。常に怖さを抱えながら競技することを決意した。

 満足に指導を受けることなく参戦したW杯、11~12年度は、2戦して35位、14位。だが、翌12~13年シーズンはW杯で表彰台に3回乗り、ノルウェー・オスロで行われた世界選手権は銅メダルを獲得。五輪のメダル候補として全日本スキー連盟(SAJ)に認めさせ、13年4月にナショナルチームを発足させた。

 専属コーチもついた。自力で環境を整え、たどり着いたソチ。アルペンで鍛えた滑走能力で、誰よりも誰よりも高く空を舞った。夢を実現してみせた。

 ◆小野塚 彩那(おのづか・あやな)1988年3月23日、新潟・南魚沼市生まれ。25歳。新潟・湯沢高から専大に進学。2010年に卒業後、基礎スキーを中心に競技をしていたが、11年からHPのW杯に参戦。高さのあるジャンプを武器に13年世界選手権銅メダル獲得。12―13年のW杯種目別3位。158センチ、50キロ。

(スポーツ報知より)


アルペンスキーから転向してスキーハーフパイプ競技を始めてわずか2年半でメダルを獲得したというのはすごいことです。銅メダルおめでとうございます\(^o^)/


冬季オリンピックで日本のメダル数は92年のアルベールビル大会を超える長野オリンピックに次ぐ歴代2位のメダル数になりました。女子ジャンプやスピードスケート男子500mでメダルを逃して残念でしたがスノーボード女子パラレル大回転の竹内智香選手に続いて意外な競技でメダルが取れて日本選手の活躍はすごいとともに素晴らしいと思いました。

まだスピードスケート女子パシュートや竹内選手が出場するスノーボード女子パラレル回転やアルペン男子回転でメダル獲得の期待ができるので長野オリンピックのメダル数に並んであわよくば超えて欲しいと思います。