サッカーU-23日本代表は29日、ニューカッスルでロンドン五輪1次リーグの第2戦となるU-23モロッコ代表戦に臨み、永井謙佑のゴールで1-0と勝利。3大会ぶりのベスト8進出を決めた。

 試合に先立ってスターティングメンバーが発表され、清武弘嗣、オーバーエイジ(OA)の吉田麻也、徳永悠平らが先発に名を連ねた。初戦での負傷が懸念された大津祐樹はスタメン入り、酒井宏樹はベンチスタートとなった。

 序盤からペースをつかんだのはモロッコ。個人技を生かした攻撃で日本のゴールを迫ると、18分にはCKから決定的なシュートを放つなど相手を押し込んでいく。スペイン戦での疲労の影響からか攻守に精彩を欠いた日本は、チャンスらしいチャンスをほとんどつくれなかったが、徐々に盛り返していく。前半の終盤は大津、鈴木大輔、吉田のシュートが相手GKを脅かすなど好機を迎える。しかし、フィニッシュの精度を欠き、0-0で試合を折り返した。

 後半に入ると試合はこう着状態を迎える。日本は63分に清武のシュートがゴールバーをたたき、70分には大津がGKのファインセーブに遭うなど決定機をつかむ。さらに79分には山口螢がGKと1対1になる絶好機を迎えるが、どうしてもゴールを奪えない。しかし84分、清武のパスに抜け出した永井が値千金のゴールを決め、日本がようやく先制に成功。結局このまま逃げ切った日本が1-0で勝利し、1試合を残して3大会ぶりのベスト8進出を決めた。
(スポーツナビより)

前哨戦のトゥーロン国際でのグループリーグ敗退や日本での壮行試合ニュージーランド戦で終了間際に同点に追い付かれる。さらには関塚監督のサポートメンバーを実戦で起用する等不可解な采配でグループリーグ全敗も危惧された日本でしたが初戦で優勝候補のスペインを破って今回のモロッコも下して決勝トーナメント進出を決めました。

2年前の南アフリカW杯でも前評判を覆す決勝トーナメント進出を決め「岡ちゃん、ごめんね」という言葉が流行語大賞候補に挙がりましたが今回のロンドンオリンピックでも「関ちゃん、ごめんね」と謝らなければならないと思いました。

日本の次の相手ホンジュラスにも勝ってグループリーグ1位で決勝トーナメントに進出してメダルを目指してほしいと思います。