何に“白黒”がついたのか… | 48family Never Ending Dream
さて、今回の武道館タイトル

白黒つけようじゃないか!

と、いうことで、いろいろあったけど

なんに白黒ついたのかな?と

思いつつ、秋Pの感想を

見比べらべてみた。


そした、難波、博多、本店

それぞれの単独を見て

最終日をyoutube鑑賞した

自分の感触を整理して

こりゃあ、ちょいとやばい状況では

ないのかなぁなんて気づいた次第です。


秋Pの感想のキーワードを見てみると


SKE……「もったいない」

NMB……「全てが出ていた」

HTK……「90点」

AKB……「一番まとまっていた」

総出演…「『足し算』ではなく『かけ算』に


SKEは先陣を切るにふさわしい

31曲連続披露という、今の48Gで

他のグループでは出来ないであろう

離れ業をやってのけ、現在のSKEの

ポテンシャルを十二分に魅せつけた。

内容が良かったからこそ秋Pは

ステージから掛けるときの態度を

指摘し【もったいない】と評したのだろう。

これは今回のステージレイアウトならではの

事と言えるかもしれない。

願わくばこの目で見てみたかった公演だ。


NMBは正直、見た後の感想は

正直、不完全燃焼だった。

披露された曲目は悪くない…

何がこのスッキリしない感を生んでいるのか?

秋Pの言葉から何となく理解できた気がする。

「NMBらしいバラエティーに富んだライブで

よかった。勢い、明るさ、すべて出ていたと思う」

そう、自分も悪いとまでは思わなかった…

勢いのある曲は切れ味、スピードがあっていいが、

スローな曲は表現力が足りない。

まだまだお遊戯みたいでもったいない。


そして、トークについても…

こなれているけど、印象に残る話を

するためにはどうするか。

それを考える努力を。


この2点には心あたりがある。


スローの曲もそうなのだが

感想でダンスを見せる曲があった。

ただ、AKBでいう、なっつみぃや

SKEのゆっこみたいな、ダンスで

目を引くメンバーがいないのかな?と

感じたりもした。

トークも一生懸命色を出そうとしているのは

伝わってくるが、少々長く感じてしまった。

たぶん、合格点には届いているんだが

武道館という会場で期待した分

物足りなさが生まれたのかもしれない。


HKTに対する90点という評価は

贔屓目に見ても120点くらいの価値が

あるのではないかと思う。

持ち歌を逆手にとった選曲

姉妹グループの楽曲から

自分たちにあった曲をチョイスし

今ではそう歌われない曲を織り交ぜ

反則とも言える乃木坂にまで手を出し

それを全て今のHKTが表現できる

パッケージに仕上げてきた。

今や、AKBのコンサートでは

あまり感じられない、びっくり箱を

開けたようなドキドキ感。

それも、ほとんどが今自分たちの

公演ではやっていない曲を並べた

ところにも末っ子と舐めてかかっていた客を

ギャフンと言わせたのではないだろうか?

秋Pが指摘したように、フォーメーションのブレなど

確かにあったが、これは時間を費やして

解決する部類の問題だと思う。

今回、マスコミでは対抗戦というような

表現をしているところもあるが

もし、対抗戦というのであれば

間違いなく、反則プレースレスレの

勝ち逃げといったことろではないだろうか?

後々、語りぐさになる公演になることは

間違いないと思う。


ただ、はじめの一歩がこうだと

これからが大変だと思う。

自分たちの持ち歌が増えていっても

このような熱いライブを続けられるか点

次にどこかのホールで単独公演するのが

非常に楽しみである。


AKBの単独公演

AKBに対しての評価が

「一番まとまっていた」で

喜んでいていいのだろうか?

と、思ってしまった。

確かに1曲1曲の完成度は

高かったですよ。


でもね…あまりに王道

あまりに想定内過ぎて

これでいいのか?と

思ったわけです。

最終日を見ても分かる通り

グループでシャッフルしたとはいえ

シングル曲は大体やるわけですよ。


久々の単独公演だからこそ

今ではそう余りやらない

公演曲を詰め込んだり

普段あまり見られない組み合わせの

ユニットをしてみたり、もっと遊んでほしかった。


つながっていくので最終日の話もすると

これは、総出演ではあるべき

スタイルなんだと思う。

昨今言われる世代交代も

うまく表現できていたと思う

夜公演のクロス

さや姉センター、優子、たかみなが

脇を固めるフォーメーション

そして、雨のピアニスト

ゆきりんセンターで、博多のまどなつを

従えるフォーメーション

どちらも理想的だと思う

力のある若手にはクロスのパターンで

キャリアの浅い有望な若手には

雨のピアニストのパターンで

これは見ている方も相当に痺れる。


そういう事を考えながらふと思ったのは

ここ数年、AKBは大会場で単独公演を

行なっておらず、毎回姉妹グループの

力を借りてやってきている。


SKEは地元でホールコンサートを行い

NMBも単独ツアーをやっている。

AKBも全国ツアーをやってはいるものの

回るのはチームごとだし、ツアーも中途半端

要するにAKB48のグループ単独での

公演能力はSKEやNMBに比べて

経験値が足りないのではないかということ。


これは、AKBは看板だからみたいな

見解もあるようですが、このまま放置していて

いい問題ではない気がします。


秋Pが総出演公演の際に

「これだけのメンバーが集まれば、

『1+1=2』でなく『3』になって、

もっと色んなことができたのではないか。

それが今後のテーマになる」

と、言ったそうです。さらに

「(各チームの)単独公演も十分いけると思いました。

そんなみんなが集まれば、『足し算』ではなく

『かけ算』になればいいなと」


やはり、AKBにはかけ算の際の

数値は一番大きく有って欲しい。

それが、今まで応援してきた立場としての

純粋な気持ちです。


今は、コンサートにしても

シングルにしても

AKB48=AKB48Gになって

しまっている。

このままでは、AKBのメンバーたちの

活躍の場も限られてくるわけで、

第二章を進めていく上で

少し、組織のあり方も考えていい

時期に来ているのではないでしょうか?


各グループ横並びで活動し

各グループが純メンバーで

CDをリリースし、そこから超選抜で

さらにCDを出してもいいのでは

ないかと思ったりする訳です。


今のままでいけばAKB48Gの力は

まだまだ右肩上がりで進むかもしれません。

しかし、AKB48という単独グループの力は

伸び悩んでいくのではないでしょうか?


今回の武道館公演を見て

そんな白黒を感じてしまった

びぎなぁ~でした。