さよならもいわずに 読書感想 | 家具 通販 赤や 竹田のブログ

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さよならもいわずにを読みました。

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さよならもいわずに 上野 顕太郎

年末に出た「このマンガがすごい2011」でランクインしていた中で、
あらすじを見て是非読んでみたいと思えたので手に取りました。

上野 顕太郎さんのマンガはファミ通でぐらいしか読んだことがなかったので、
そんなに先入観なく読むことができました。

実際に最愛の妻が突然亡くなったという重い題材を、
マンガでしか表現し得ないあらゆる手法を使って
書ききった作者の魂の作品といえると思います。

ただ悲痛な心情を垂れ流すだけでなく、
奥さんが亡くなった後のお葬式や検分等々に忙殺されながら、
時に不謹慎なギャグを思いついてしまうという描写がなんとも生生しい。

作品全体を通して、
このマンガを書くしかなかった、
というような鬼気迫る凄味を感じました。

このマンガを書こうと思った作者も、
それをOKした編集者もスゴイと、
ただただ感心しました。