乳幼児突然死症候群は本当に減っているのか | 山田光敏 の 子宝マッサージ®&子宝はり

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妊活から出産まで、何に気をつければ良いのでしょうか。最新論文や海外の記事を中心にすぐに行えるような内容を紹介していきたいと思います。
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皆さんこんにちは。
いつもブログにお越し下さり誠にありがとうございます。

今回は乳幼児突然死症候群について少し書いていきたいと思います。

先ずは次のグラフを見てください。
乳幼児突然死症候群

これは厚生労働省が公表している人口動態統計から平成6年から28年にかけての出生数(青線 単位 1000人)と乳幼児突然死症候群で亡くなった赤ちゃんの数(緑線 単位 人)を抜き出して作成したグラフです。

発生率を見てみると平成8年は赤ちゃん1000人に対して乳幼児突然死症候群の発生は0.43だったのが、5年後の平成13年は0.28、平成18年は0.17、平成23年は0.14で昨年が0.11まで低下しています。これはおよそ9000人に1人という数字。非常に少ない発症率と言えます。

減少の流れを見てみると、平成10年に一度急激な低下があり、平成19年から26年まではほぼ停滞。何故だか平成27年に急速に低下して現在に至ります。

平成10年は厚生労働省が仰向け寝の推奨があり、平成12年に寝具は固い方が良いという話が出てからベビーマットがどんどん硬くなりそれが平成18年〜19年に固定化されたのです。そう考えると、仰向け寝と固いベビーマットは一定の成果があったことになりますが、タイムラグから考えると固いベビーマットは然程、乳幼児突然死症候群を減らすことに貢献していないかも知れません。

他の国を見てみるとアメリカは平成23年で0.52、韓国は平成27年で0.28ですから日本。がどれだけ乳幼児突然死症候群の発生率が低いかお分かり頂けるものと思います。

それでは、何が日本人の乳幼児突然死症候群を減らしているのでしょうか?うつ伏せ寝に関していうなら、アメリカは2000年時点で14%過ぎず、下手すると、現時点での日本人の方がうつ伏せ寝をしていたりもします。

お隣、韓国のベビーマットは現在の日本とほぼ同じ固さ。それにも関わらず、日本よりも2.5倍以上も発生しているのはOECD加盟国中2位(1位はギリシャ)という高い喫煙率が関係するからでしょう。

正直、日本のベビーマットは硬すぎます。
それにより重度の斜頭症の赤ちゃんが増えた事は確実で、それが将来的に学習障害などのリスクを上げているのは、今は誰も否定できない事実となっています。

できれば、厚生労働省も乳幼児突然死症候群の指針を出してから20年。
そろそろもう少し現実的な対策に転換しても良いのではないかと思うのはわたしだけなのでしょうか?


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