こんにちは。
本日は、東京都T.Y様よりオーダーいただきました
日本海軍後期型冬用飛行帽をご紹介したいと思います。
完成品
●表 山羊革・・・焦げ茶色
●裏 兎毛・・・薄茶色(ベージュ)
●サイズ・・・60cm
後期型飛行帽は大戦末期頃に作られました。
太平洋戦争の真珠湾攻撃頃は前期型飛行帽と昭和15年5月制定飛行帽が主流でしたが、その後、後期型飛行帽が開発され、終戦までこの3タイプは使用されました。
この後期型飛行帽の装備品をご紹介したいと思います。
後期型飛行帽対応の装備類
★伝声管(送話口・受話口)
★フエルトレシーバー
★酸素マスク(フィルターが無いタイプ)
複座機対応の装備類
菊水2号作戦2日目の4月13日夕刻、串良から雷装で出撃する210空の天山12型。後期型冬用飛行帽を装着。
昭和19年~20年の冬、日施哨戒から戻った左から山中献上飛曹(偵察)、樋口栄助上飛曹(電信)、荒谷富雄上飛曹(操縦)のペアが分隊士・高木一郎飛曹長に報告中。
「天山」12型にはすでに次の直のペアが乗り込んでいる。
701空・偵3の「彩雲』11型 昭和19年11月~12月初めの撮影。
すぐ前の後期型飛行帽の偵察員の肩越しに見える黒い器材は羅針儀、その下に速度計と高度計がならぶ。偵察員の胴体幅は1.2m強。ギリギリの空間に機器、装置類をぎっしり配置してあるのが知れる。羅針儀の先、風防内をふさぐ透明板は操縦員用の防弾ガラス。
天山12型の操縦席付近。
写真左、円環は照準器の照門、操縦士も左耳部から伸びる管は後席員との連絡用伝声管である。操縦士の背後はガラス窓で仕切られている。
昭和19年11月中旬、新機材の「彩雲」で鹿児島基地から台湾経由フィリピンへ向かう後発隊。
半ファウラ―式のフラップを下げ降ろして滑走路端へタキシングしていく梓隊機(銀河11型)。自転車で駆け付けた左の搭乗員も、外した車止めを持つ整備員も、今生の別れに帽子を振る。胴体上面に付いた軸は方向探知機のループアンテナ。
銀河11型
高高度対応の装備品
★伝声管(受話口)
★フェルトレシーバー
★酸素マスク(フィルターが無いタイプ)
皆様いかがでしょうか。