こんにちは。
本日は、東京都の[爺さんバイカー様]からオーダーのご依頼を
承りましたのでご紹介したいと思います。
今回、坂井三郎氏の飛行帽のイメージをご希望との事で
画像の飛行帽を再現いたしました。
坂井三郎氏の飛行帽と航空眼鏡
坂井三郎氏は米軍のSBDドーントレス艦上爆撃機の編隊を発見、これをF4Fワイルドキャットと誤認して接近したところで、同機の後部に搭載された機銃掃射を受けました。
こちらはその時の飛行帽で、航空眼鏡から飛行帽の上辺りに弾丸跡が見えます。
兎毛はほとんど残っておらず、表革の色が剥げてしまっています。本来なら濃い焦げ茶色だったかと思います。
負傷して戦闘から帰還した直後に撮影した写真(1942年8月7日)
完成品
初期頃の日本海軍前期型飛行帽冬用です。
特徴としては、鼻口当て(マスク)のホックが縦に2個並んでいます。(この時の坂井三郎氏の飛行帽も同じタイプです。)
顎に当たるバンド部分にも兎毛が縫い付けてあります。
それでは、この飛行帽に鷲の目眼鏡を装着してみましょう。
最初はこのように兎毛がフサフサしてボリュームがあったと思われます。
跳ね上げると、また雰囲気が変わります。
九六式艦上戦闘機に乗った坂井氏(1939年)
ここからは、この飛行帽と共に
初期からの装備品の流れを、装着して再現したいと思います。
零戦の前の戦闘機、主に九六艦戦や練習機(赤とんぼ)の頃。
初期航空眼鏡乙
鼻口当て(マスク)
伝声管(送話口・受話口)
初期航空眼鏡甲
酸素吸入器三型
(主に爆撃機搭乗員使用、九六式艦上攻撃機・一式陸上攻撃機)
ゴムモールドフィルター無し酸素マスク
(戦闘機パイロット使用)
~2023/03/10 追記~
ご依頼者様である"爺さんバイカー"様は、YOUTUBEをされていまして
この度ご注文の飛行帽をご紹介くださいました。
皆さま、ぜひ覗いてみてください!
~2023.5.13 追記~
バイク好きの方は必見です。
とても穏やかなお声に癒されることでしょう。
人生を謳歌していらっしゃるお姿がとても素敵です。
飛行帽もとても似合っていらっしゃいます。
この度はご縁をいただき、本当にありがとうございました。
心より感謝を申し上げます。
皆様、いかがでしょうか。