明治の粉ミルクからセシウム | 編集プロダクションGROUP

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明治の粉ミルクからセシウム 規制値は下回る40万缶無償回収
2011年12月6日日本経済新聞

粉ミルクから放射性セシウムが検出された

最初に検査値を明治乳業に告発したのは
NPO法人TEAM二本松

公式サイトには

『明治乳業㈱が製造の粉ミルク『明治ステップ』から
セシウムが検出されていることを、
明治乳業㈱側が認め、40万缶が無償交換されることになりました。
当測定室での測定結果を基に、
共同通信社の記者さんが動いて下さいました』。


とされている

明治によると、
原乳を粉状にした原材料は、
北海道や米国、オーストラリア、欧州から工場に搬入。
水と栄養分などを混ぜて液体にし、
約200度に熱した空気に当てるという


液体の乳原料は、
工場で霧状にし、大量の外気に当てて乾燥させ、
粉ミルクに加工


今回、セシウムが検出された製品は、
福島第1原発事故直後の3月14~20日に乾燥作業が行われた。


工場は福島第1原発から直線距離で約180Km。
外気に当てて乾燥させる工程で、
飛来した放射性物質の影響を受けたのではないかとのこと。


外気の取り込み口には、
塵や埃を除去するフィルターがあるようだが、
セシウムはフィルターに吸着されなかったのだろう。



チェルノブイリの原発事故では、
放射性ヨウ素に汚染されたミルクを大量に飲んだ子供に
甲状腺がんが発生したと言われている。


今回は検出された数値は、
1Kg当たり最大で30.8ベクレルで、
国の暫定基準値は下回っているというが、
看過できるものではない。



明治は、3月以降も同じ乾燥製法を続けているという

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(記:日下)