「玩具の歴史と展望」という書籍で、 | 「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

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昭和のプラモデルが好きなタダのジジイです、上から目線で書いてます、日本初のプラモデルメーカー、㈱日本プラスチックなど、真実のプラモデルの歴史を書いてます。

「玩具の歴史と展望」という書籍がある、

 

 

 

昭和61年12月の発行、

ネットで売っていたので何が書いてあるのか購入して読んでみた、

 

特に参考になるようなことは書いてない、

いや、ただ一つだけ注目?する箇所があった、

 

 

ニチモの江田社長が執筆しているこの「プラスチックモデル 昭和20年から50年まで」という箇所で、「翌34年3月に純国産のプラスチックカラー伊号潜水艦が日模から発売されてより」という箇所、

そう、ニチモの伊号潜水艦の発売が3月とされている、

 

今まで読んだ書籍で、ニチモの伊号潜水艦の発売日が3月とされているものは一冊もなかった、

それらの全てが発売時期が2月とされている、

しかし、この書籍で江田社長はちゃんと正確に3月とされている、

たった1ヶ月の差くらいどうでもいいではないか、と言われてしまいそう、

ただ、この時期のプラモデルの発売時期については重要な意味合いを持つ、

今更言うまでもなく、その当時のプラモデルの歴史においては発売順序が重要だから、

 

イメージ 2

        (昭和34年3月5日 日本模型新聞 )

 

何度も言うように、2月発売はNBK(日本文化教材社)のノーチラス号であり、

そしてその1ヶ月後の3月がニチモの伊号潜水艦である、

 

ところが、ニチモの江田社長はその後、ニチモの伊号潜水艦は2月とされている、

 

 

この「日本プラモデル50年史」においても、

 

 

 

伊号潜水艦は昭和34年2月に発売と書かれている、

単なる勘違い、印刷ミスでもなさそうで、

江田社長はこれだけでなく、他の書籍などでも伊号潜水艦は2月発売と書かれている、

 

 

以前にも紹介しているように、この付録の「昭和プラモデル全リスト」にニチモの伊号潜水艦はリストにはない、

そう、絶対にリストに載るべきものがない、

なぜなら、このリストは日本模型新聞の記事、広告から全てを拾い上げて載せている、

僕が確認した限りでは日本模型新聞の記事、広告で載っている全てのプラモデルのリストが載っている、(発売時期がデタラメなものも散見されるが)、ニチモの伊号潜水艦以外で漏らしているものはない、

なぜニチモの伊号潜水艦だけリストから漏れたのか、いや、意図的にリストから外したのか、

このDVDのリストをどなたが作成したのかは知らない、

 

僕が勘ぐるには、日本模型新聞でリストを作成作業中にニチモの伊号潜水艦の広告がありリストに入れようとしたが、発売が3月10日になっている、

これは大変だ、今までニチモの伊号潜水艦の発売は2月とされている、

そう、2月発売がプラモデルの歴史の中では定説になっている、

3月にするとプラモデルの歴史が覆されてしまう、

しかも、2月というのはNBKのノーチラス号の発売である、

それで、意図的にニチモの伊号潜水艦はリストから外された、

というのが、僕の妄想である、

 

ニチモの伊号潜水艦のことはそれくらいにして、次にニッコーのラジコン戦車のことが載っている、

 

 

 

「昭和48年、自社製品の第一回発表を国際玩具見本市にて行い......」とある、

その製品というのが次の「ニッコー デラコンタンク」のことだろう、

 

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発売当初はクレームが相次ぎ、しかも高額商品であったために、その後「品質保証書」をつけ

アフターサービスに努めたとある。

 

 

「ニッコー デラコンタンク」は昭和48年に、