日本ホビー M24チャーフィ軽戦車 | 「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

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昭和のプラモデルが好きなタダのジジイです、上から目線で書いてます、日本初のプラモデルメーカー、㈱日本プラスチックなど、真実のプラモデルの歴史を書いてます。

初期の特撮映画で欠かせなかったのがM24チャーフィ軽戦車だろう、もちろんM4シャーマン戦車もあった、その頃はまだ市販されているプラ模型がなかったので特撮スタッフ技術陣が作ったM24戦車が使われ、その動力回り下部ボディーが相原の61式戦車等にも共通使用されていたことはすでに紹介した、
 
その61式戦車で怪獣の光線の溶かされ役にされたのが日本ホビーの1/20 61式戦車であったが、その日本ホビーの戦車プラモで当時の特撮に使えそうなプラモがあった、
 
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それが、このM24チャーフィ軽戦車である、1/31と小ぶりながらM24の特長をよくとらえている、もちろん、光線の溶かされ役にもピッタリであり、走行シーンにもピッタリのスピードで走る、
箱の能書きのとおりスピードは2段切り替えで低速と高速用に可能、
登坂能力も抜群の動きとなっている、
 
ただ、この戦車プラモが発売された頃は、すでに特撮映画の主役は61式戦車に移り変わり
このM24チャーフィ軽戦車の出番はほとんどない、だから特撮場面でこの日本ホビーのM24が使用されている場面は確認していない、おそらくなかっただろう、
では、この戦車プラモの走りの動きはどのようなものなのか、  
 

さてさて、今回は特撮では使用されなかったが2段スピード切り替え付きの日本ホビーM24チャーフィを走らせてみよう、

 

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1/31でギアの切り替えによりハイスピードとパワーアップの低速の走りを楽しめる、

 

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もちろん、今の動かない超精密なプラモデルとは比べようがないが、M24戦車の雰囲気は充分

に捉えている、

 

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箱絵を描いたのは小松崎画伯、

 

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動かそうとしたら、またもやプラギアの劣化により起動輪が空回り、ギアボックスを分解してプラギアを取り出してみると、

 

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ひび割れしてシャフトとスカスカになっている、同じプラギアの手持ちがないので瞬間接着剤を流し込んで固める、ま、これでしばらくはいけるだろう、

 

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これがハイスピードのギアの組み合わせ、

 

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これがパワーアップの低速用の組み合わせ、

 

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左がスイッチ、右がギア切り替え用でこれをスライドさせてギアのシャフトを押して切り替える、それでは登坂能力はどれくらいあるかというと、次の動画で、

 

 

もっといけるが、これ以上角度を上げるとずり落ちてしまう、

 

次が、高速用と低速用、

 

 

やっぱり戦車プラモは速く走るよりゆっくりと障害物を乗り越えて走るほうが断然いい。

 

それから、M24戦車は「バルジ大作戦」にも使用されていた。

 
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