今井科学 マイティジャック秘密基地 | 「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

昭和のプラモデルが好きなタダのジジイです、上から目線で書いてます、日本初のプラモデルメーカー、㈱日本プラスチックなど、真実のプラモデルの歴史を書いてます。

       「今井科学 マイティジャック秘密基地」
 
今井科学のマイティジャック秘密基地は、当時の今井科学が持てる全ての技術の粋を集めたプラモデルだろう、まさにカラクリ機械と言ってもいいだろう、サンダーバード秘密基地なんて目じゃない、その数倍も動かして楽しめるプラモデルである、
 
イメージ 1
 
この「マイティジャック秘密基地」を見るたびに思い出してしまう、
これを入手してもう22年になる、入手したところがあの伝説の模型店「マルコ模型店」であった、
マルコ模型店には月1回は必ず通うことにしていた、
店主は僕が行く頃にはよく古いプラモデルを用意してくれていた、
ある日、入り口の引き戸を開けた時に目に飛び込んできたのが、この「マイティジャック秘密基地」の完成品だった、そう、あの店の中央のガラスケースの正面に飾ってあった、
今までその「マイティジャック秘密基地」は飾ってはいなかった、
「こ、このマイティジャック秘密基地はどうしたんですか!! 売り物ですか!!」
驚く僕の顔を見て店主は、「もうそろそろアンタが来る頃だと思って出しておいたよ」
 
「マルコ模型店」が開業したのがケネディ大統領が暗殺された日、
開店の準備をしていた時にその臨時ニュースが流れてきたという、
「マルコ模型店」はまさに伝説の模型店であった、
遠くは噂を聞きつけて秋田県からもやって来たという、
マルコ模型店の話をし始めると1、2時間では終わらない、
 
入手した時には完全に動かなかったので完全に動くようにしたのがこの「マイティジャック秘密基地」であった、
 
最近の某雑誌では、この「マイティジャック秘密基地」を真似てスクラッチで作ったものが紹介してあったが、やっぱり皆はオリジナルの動く実物を見たいはずなので再度紹介したい、
 
イメージ 2
 
マイティ号が上空を旋回、エキゾスカウト、ビブリダー、が発進し、灯台が点滅、レーザー砲が回転するなどギミック満載、
 
イメージ 3
 
ミサイルを発射、それもランチャーが上がりミサイルを発射、その後ランチャーが下がる、という凝ったギミック、
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
上空を旋回するこの「マイティ号」は後に発売された100円のマイティ号と同じもの、
 
 
 
イメージ 6
 
もうまさにギミックの塊、いや、カラクリプラモデルである、
 
イメージ 7
 
ただ、僕の一番の心配はギアの劣化である、全てプラギアを使用している、その中でのピ二オンギアが一番の心配の種である、すでに50数年経っているのでいつ割れてもおかしくはない、なんとか僕が生きている間は今の状態を保ってほしいとは思っているが、
はたしてどうなるか、
 
それでは、国内では唯一のマイティジャック秘密基地が動くシーンを、
扉が開きマイティ号が現れてまた格納されるシーンは結構時間がかかる、