一番のお気に入りの走り、日本ホビーのM41快速戦車 | 「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

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昭和のプラモデルが好きなタダのジジイです、上から目線で書いてます、日本初のプラモデルメーカー、㈱日本プラスチックなど、真実のプラモデルの歴史を書いてます。

僕が今までに作った戦車プラモで一番のお気に入りの走りを見せてくれるのが、日本ホビーのM41戦車のプラモである、
 
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そう、すでに何度も紹介しているM41快速戦車である、昭和37年9月に発売され大型
戦車プラモのさきがけとなった、詳しく書くと紙面が足りないほどになるので省略するが、
僕はこの戦車の走りが一番のお気に入りである、
 
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銀メッキバージョンもあったが、現存数はかなり少ないようである、
 
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これも、すでに「模型探偵団」で紹介していたようにアメリカのプラモを模倣したものであった、ITC社の「戦うベッツィ」というタイトルの戦車プラモをそっくりそのまま模倣したものであった、
 
一点だけ違うのは砲弾の自動発射ではなく、砲身の先っちょに豆球を仕込んだものである、
おそらく、砲塔の自動発射機構がなかなか作動しなかったためだろう、
 
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ただ一点だけ構造に欠陥がある、起動輪のシャフトにちゃんとした軸受がないことである、
だから、ただそのまま組み立てただけでは絶対に動かない、起動輪のシャフトは左右に動き、
ギアが噛み合ったとたんにシャフトが踊って浮き上がってしまう、
ギアを噛み合わせるためには、ワッシャーやハトメ等を噛ませてシャフトが左右にスライドして
動かないようにしなけらばならない、
 
しかし、そしてそれがうまくいっても、前進のみしか作動しない、
それはシャフトが下方への動きに対してはそれを支える支柱があるのでいいが、ピ二オンギア
が逆回転転すると、クラウンギアが付いているシャフトが踊って浮き上がってしまうからである、
 
この場合は前進さえすればいい、後退をさせなければいいことである、
おそらく、当時この戦車プラモを走らせることができた子供はほとんどいなかっただろう、
しかし、走らせてみるとその動き具合は僕としては最高の一言につきる、
まさに戦車らしいゆったりとした動き、サスペンションの効き具合、砲塔のゆったりとした動きが
いい、
そう、まさに顔を地べたにくっ付けて、食いつくようにその動きを眺めるのに最高の戦車プラモ
である、
 
動態チェックを兼ねて、またあらたに顔を地べたにくっ付けて動画を撮ってみた。