東洋医学では
気が不足した状態を“気虚(ききょ)
気の巡りが悪くなった状態を“気滞(きたい)
血が不足した状態を“血虚(けつきょ)
血が滞った状態を“瘀血(おけつ)
水が滞った状態を“水毒(すいどく)
と呼びます。
気・血・水を作り出し、そのバランスを整えているのは食事と呼吸です。医食同源という言葉の通り、特に食事が大事。今の自分に必要なものを意識して摂るようにするときっと体調は整ってきます。
特に今の時期は血虚がみられます
2月〜4月の間に特に現れ、ストレスや多忙、無茶をしていると疲労から引き起こしてしまいます。
なぜ今このことを書いているかというと
4月16 日〜5月4日までが春土用が巡ってくるからです。
土用の期間を気をつけるのではなく、土用を迎える前の過ごし方が大切ですだからなんです。
栄養素である「血」が不足し循環が悪くなることで、全身に栄養が行き渡らないため
貧血の傾向やめまい、しびれやけいれんなどの症状も現れやすくなったり、肌が乾燥したり、抜け毛や白髪が増える傾向があります。
美容の敵ですね
「血」は栄養とうるおいを与えるばかりでなく「心の栄養源」でもあると考えられていて情緒の安定にも深く関係します。
眠りが浅く夢をよく見る、驚きやすい、不安感 など精神的な症状にも影響してしまいます。
この春で整えなければ夏にはバテてしまいます
血を補うためには
プルーンやなつめ、クコの実などのドライフルーツ、緑黄色野菜、黒豆、ひじき、黒ごま、黒きくらげなどは血を増やしながら血の巡りも良くしてくれます。
また、たんぱく質で血を補う作用が強いのは、レバー、鶏肉、牛肉の赤身(控え目に)、まぐろ、かつおなど。
これらの動物性たんぱく質と、豆腐や納豆などの植物性たんぱく質を、野菜や穀類との組み合わせがお勧めです。
このように食で生を養い、身体の状態を整えることで健康を増進し、病気の自然治癒をうながすことを 食養生 と言います。