おせっかい焼きは健康に良い。
ただ、『やりすぎるとかえって逆効果』という結果が出てきています。
これを医学的に解説します。
まず、
①おせっかい焼きは健康に良いという事実があります。
おせっかい焼きは、さまざま人に会って、人を助けようとします。当然いろいろな人に会えば、会った人から色々なウイルスや細菌を感染させられる機会が増えます。
結果として、さまざまな抗体を持つようになり、感染症に対して強くなるというわけです。「おせっかい焼き」的な行動(積極的に周囲の衛生や健康を気にかける行為)が、結果的に感染症対策や予防に寄与するというのです。
社会的行動と免疫機能の相互作用
1. 親切行動の免疫調整効果(コール博士の研究)
•実際、他者への親切行動(1日3回)をすると…
CTRA遺伝子群の不活性化(炎症関連遺伝子抑制)
IgG抗体産生細胞の活性化率が対照群比1.4倍向上
と免疫力が上がります。
2. 多様な社会的接触のメリット
•オキシトシン分泌促進:
•ナチュラルキラー細胞活性が平均23%増加
•粘膜免疫(唾液中IgA)分泌量1.3倍増
•インフルエンザ曝露実験での発症率45%低
と癌や感染症予防に働く免疫細胞の働きが高まります。
②ただ、一方で、過度なおせっかい焼きは逆効果という理論があります。それが過剰曝露と免疫疲労理論です。あまりにウイルスや細菌にさらされすぎると、免疫力が疲れてしまって反応しなくなるというのです。
これを、『免疫疲労』といいます。
逆説的リスクと防御機構
曝露頻度の最適化メカニズム
•「多様だが適度な接触」理論:
•5-10人/日の社会的接触:抗体多様性指数1.8倍
•20人超/日:T細胞疲弊マーカー(PD-1)35%増加し、免疫疲労になりやすいです。
•ただ、最適接触頻度は遺伝的素因によって、個人差があります。
人助けをしようとしたり、たくさんの患者さんと接するような職業の人(医療従事者など)は、免疫疲労になりやすいことがわかっています。
そして、研究では、ビタミンD血中濃度が30 ng/ml未満で免疫疲労になるハードル(閾値)が50%も低下し、免疫疲労になりやすくなります。
つまり、『自分はおせっかい焼き』気味で、ついついいろんな人を助けようと、あっち行ったり、こっち行ったりして疲れちゃうのよね』という患者さん、すごく多いのです(いい人たちなんですよね)。
こういう人が摂るべき栄養素は、ビタミンDということになります。
なかなかビタミンDの高品質なサプリメントはないものですが、私のクリニックでは高品質のビタミンDを使っていますのでご相談ください。




