(アメリカ初代大統領・ジョージワシントン大統領)

 

2月の第3月曜日は、「アメリカ大統領の日」です。

 

この日は労働者にとって3連休となります。

 

アメリカ大統領戦が近づいています。

大統領戦には、健康のドラマがあります。

 

2008年の大統領選挙戦でのことです。

民主党のバラク・オバマ候補と、共和党のジョン・マケイン候補が戦いました。

オバマが勝利して、アメリカ大統領になりました。

 

選挙の決着がついて、オバマが優勢だとわかった瞬間、オバマ陣営の応援者たちの「テストステロン」が急上昇していたことがわかりました。

テストステロンは、男性ホルモンです。

対して、マケイン陣営の人たちは、負けるとわかった時点で、テストステロンがぐんと下がってしまったのです。

 

つまり、自分が応援している者が勝利すると、元気のもとであるテストステロンがあがります

 

テストステロンがさがると、男性は、イライラしたり、ウツっぽくなったり、意欲が低下したりします。

いわゆる「男性更年期」です。

テストステロンが低い人は、寿命が短くなる傾向にあります。

 

「強いお気に入りのチームをもっておく」と健康に役立ちます。

 

自分が応援しているチームが実際に勝つと、男性ホルモンがあがります。

道義的に、強いチームを応援すればいいのか、という話は別です。

あくまでも健康のためのテクニックとしての話です。

 

野球で弱いチームが好きでもかまいません。

健康のために、サッカーで必ず勝つ強いチームを持てばいいのです。

 

あえて「勝ち馬に乗る」ことで男性ホルモンがアップし、アンチエイジングにもなります。

 

湾岸戦争のとき、戦争をはじめたジョージ・H・W・ブッシュ大統領は、66歳でバセドウ病を発症しました。

バセドウ病になると、代謝を高める「甲状腺ホルモン」が過剰に増えます。

すると、血圧はあがり、脈も増え、イライラしたり、怒りやすくなります

湾岸戦争の勃発には、大統領の健康状態が関わっていたと考えられています。

 

大統領の体調は、世界を変え、選挙戦は、周囲の人たちの健康状態に大きく影響するのです。

 

健康のためのひとつのテクニックとして、「勝ち馬」を探しておき、応援し、健康になろう。

 

応援している人が勝つと、燃えます。

 

医療法人社団信証会 江田クリニック 院長 江田証

 

江田クリニック