付け加えますと、炎症性腸疾患(IBD)に対する糞便微生物移植(FMT)の論文は、
昨年に、Duch Trial Registry NTR2862;TURN trialというRCTが終了しております。
この結果がどう出るか、ですね。
これまでの論文では、2014年のKaoらのJ Clin Gastroに掲載されたクローン病の例
(効果あり)を含め、これまで7編の英文論文が報告されています。
そのうち、効果あり、が3編。
効果なしが2編。
どちらとも言えずが2編。
ということで、やや潰瘍性大腸炎やクローン病などの
炎症性腸疾患に糞便移植は期待がもたれているのです。
大腸内視鏡 江田クリニック