(o´・∀・`o)ニコッ♪

 

時々登場する

合奏についてのワンポイントです。

 

よろしくヽ(゚◇゚ )ノお願いします。

 

合奏で中々合わない時、

「気持ちを合わせる事」は大切だけど、

なぜか合わない経験を

された方も多いと思います。

 

どうして合わないのか、

そして、どうすれば合うのか、

ちょっと考えてみましょう。

 

例えば指揮者から「気持ちを合わせなさい。」

と言われた時、

演奏者は何を考えるかと言うと、

 

みんなに合わせようとします。

 

「みんなに合わせる」意味は、

具体的には、

お互い音を合わせようと、

周囲の音に集中して、

身構える状態を指しています。

 

こうなると、

誰かが発した音に対して反応する事になるので、

 

●「聴く」→「判断する」→「音を出す」

 

の順番で発音する事になり、

タイムロスが生まれ、

結果的に音の出だしの揃わない演奏に

なってしまいます。

 

この仕組みを理解しないと、

合わないのは、気持ちが揃っていないから

と言う事になり、

 

解決方法としては、

みんなと一緒に飲んだり、遊んだりして、

バラバラになったみんなの気持ちを揃えよう!

 

と言う結論になってしまいます。

 

しかし、上手な人の演奏を考えてみると、

例え初対面の集まりで、初見で演奏しても、

音の出だしや、和音の響きは合っています。

 

音の出だしが揃わない原因を、

仲間意識の気持ちだけに求めてしまうと、

これはありえない現象と言う事になりますが、

実際には合います。

 

一体この違いは何でしょうか。

 

まず、合奏で大切な事はテンポです。

 

楽譜の読み間違いや、

発音ミスがあっても、

全員のテンポが一致していれば、

合奏は成り立ちます。

 

音楽を演奏する時、

 

●楽譜>テンポ

 

のように、テンポより楽譜を重視する傾向があるので、

 

まずは、自分が楽譜を読み間違えない事に

集中してしまい、

 

●簡単な音符では速くなり、

●難しい音符では遅くなる。

 

と言う現象が起こってしまい、

中々問題の解決にはつながりません。

 

上手い人達は

何を基準に合奏しているかと言うと、

 

それは、メトロノームのテンポです。

 

誰か上手い人に合わせて、

後ろからついて行くのではなく、

 

メンバー全員が、

メトロノームを基準にしたテンポを刻んでいるので、

発音は同時に行われ、ズレは生まれません。

 

全員が、同じテンポを刻む事を

「気持ちを揃える」と言います。

 

そこをクリアした時、

表情や強弱を揃える事を

「気持ちを揃える」と言います。

 

つまり、「気持ちを揃える」の意味は、

トータルの結論であって、

方法では無いと言う事になります。

 

ちょうど、試験で覚えるゴシック体のように、

結論だけ丸暗記しても、

その真意は理解できていない事に似ていて、

 

合奏で問題があった場合は、

「なぜ?」「どうして?」の

理由を考える事が、

大切になります。

 

実際、メトロノームを使ってみると、

メトロノームの音に聞き耳を立て、

クリック音の後から発音すると言う

先ほどの合奏と同じ現象も起こると思いますが、

 

この時も、「どうすれば良いのか」意識をする事で、

解決方法が見えてくると思います。

 

また、ご質問があれば、

メトロノームの使い方についても

書いて行きたいと思います。

 

では、今日はこの辺で。

 

がんばってね!ヽ(゚◇゚ )ノ

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