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アラ還 ~ 毎日が日曜日

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キッチンのリフォームを考えている。工事の実施期間中は調理ができないので、いつ工事をするかの決定は影響が大である。加えて、消費税率が2014年の4月から8%にアップすることが決定したため、早急に結論を出さねばならなくなった。リフォームの費用が200万円だとすると、消費税は、税率5%だと10万円だが、8%になると16万円となり差額は少なくない。

消費税は上げない方がいいという人は多いが、国の財源不足等を考えると上げざるを得ないのではないかと私は思っている。この際、消費税について整理してみることにした。

○外国の消費税率:デンマーク・スウェーデン・ノルウェー=25%、フィンランド=24%、ギリシャ=23%、イタリア・スペイン=21%、イギリス=20%、フランス=19,6%、ドイツ=19%、中国=17%、韓国=10%である。先進国といわれる国の税率は高い。

○我が国の消費税の歴史:1989年の竹下首相のとき、税率3%で消費税が導入された。8年後の1997年の橋本首相のとき、5%になった。そして、17年を経て2014年4月から8%になることが決定し、2015年には10%になる予定である。

○国家財政:国が支払うお金は、個人や会社が納める税金で賄うのが本来の姿であるはずだが、景気の低迷が続いていることもあって税収は少ない。そこで国債で不足分を補っているのである。2013年は国が支出する約93兆円のうち、驚くことに約43兆円が国債である。国と都道府県の借金の合計は驚くなかれ、約1000000000000000円(1000兆円)である。借金を解消することは簡単ではない。

また、2013年の消費税収は10,6兆円が見込まれているが、これは国の税収全体の約4分の1であり、所得税収13.9兆円に次いで多いのである。

○消費税収の使い道:税率8%での消費税収(1%=2.7兆円)は、国に4.9%分、地方に3.1%分が納められる。国の分は少子高齢化が進み、増え続けている国の社会保障費の年金・医療・介護・少子化対策の4分野の費用に充てる。地方の分は、財源不足を補うための交付金となるのだ。

 ○家計に与える影響:税率が5%から8%になると、105円のボールペンは108円になる。物だけでなくサービスも原則として値上がりをする。はがきは52円になり、封書は82円になる。電気やガス料金も値上がりする。家計に与える負担増はどのくらいになるのか調べてみると、

年収500万円の4人世帯(会社員の夫、専業主婦の妻、子供2人)だと、8%になると2013年に比べて66800円の負担増、年収240万円の年金夫婦だと、35500円の負担増になると大和総研のモデル世帯・年収別試算が出ている。

国の財政を立て直したいのであろうが、回復しつつある景気がまた

悪くならないように、生活に欠かせない食糧費や医薬品には、税率を

低くする「軽減税率」を取り入れたり、低所得者にお金を支給するな

どの対策を検討して欲しいものだ。



秋の行楽シーズンである。小京都山口、伊勢神宮、京都のいずれかへ行きたいと思っている。旅行そのものが楽しいのは当然であるが、行き先を決めることから始まっての事前の準備も楽しい。若い時は、迷うことなく乗用車で出掛けたが、還暦を過ぎてからは道路の渋滞や見知らぬ土地を運転する緊張からくる疲労などを考えると、景色を見ながらの鉄道での旅行が好きである。加えて、格安な方法での旅行となればゆうことない。例えば、今年の3月に東京へ行った時は、新幹線とホテルがセットになったチケットを購入した。出発時間やホテルは自由に選択できる格安の旅行であった。そこで、鉄道による格安な旅行の方法を調べてみた。

一つは、鉄道料金の割引だけでなく、バスや船に乗り放題で観光施設の割引など特典が付く鉄道会社の周遊パスがある。

今年、20年ぶりに「式年遷宮」が行われる伊勢神宮へ出かけるならば近畿日本鉄道の周遊パス「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポートまわりゃんせ」がある。大人9500円で、名古屋や大阪から全席指定の近鉄特急に乗れるほか、伊勢・志摩エリアの近鉄電車・バス・舟などに4日間乗り放題であり、周辺29箇所の観光施設の無料入場券や手荷物1個を無料で宅配できるサービスも付いている。

「ご遷宮記念伊勢神宮参拝きっぷ」は、大阪難波駅から特急券付きで6200円で、3日間松坂・伊勢・志摩エリアのバスなどに乗り放題、観光施設の割引券や無料の観光ガイドブックもついている。大阪難波から特急券・乗車券=6840円、鳥羽水族館=2400円、ミキモト真珠島=1500円、以上でも10740円だから、上記二つのパターンいずれもかなりのお得である。

旅行期間が5日以上であれば、JRグループの「フルムーン夫婦グリーンパス」がある。年齢の合計が88歳以上の夫婦を対象にしたJR全線のフリー切符である。利用できる列車は「のぞみ」・「みずほ」を除く新幹線と特急・急行・普通列車である。座席はグリーン車・普通車・B寝台・B寝台2人用個室が利用できる。費用は夫婦で、5日間で80500円、7日間で99900円、12日間で124400円である。

年に数回旅行するのであれば、「ジパング倶楽部」がある。男65歳以上、女60歳以上ならば、入会金一人当たり3670円で加入できる。JR線を片道・往復・連続いずれかで201km以上利用する場合、新規会員ならば利用3回までは切符(乗車券、特急券等)を2割引き、4回目からは3割引き、連続会員ならば3割引きとなる。ただし、寝台料金、「のぞみ」・「みずほ」の特急券・グリーン料金、寝台列車の個室を利用する場合の特急料金など割引にならないものもある。広島から東京まで「のぞみ」の運賃と指定席特急料金の合計は18550円だから、2割引で14840円(差額3710円)、3割引だと12985円(差額5565円)だから、たった1回の旅行でも入会金を上回る。回数または距離を増やせばそれだけお得となる。また、JRホテルグループの宿泊料金も割引がある。割引率は、ホテルや時期によって異なる。

  地域限定の割引を利用する方法、旅行期間を限定する方法などいろ 

 いろなパターンがある。車で出かけることに比べれば、手続きが少し 

 だけ面倒だが利用しない手は無い!



9月19日、朝食を済ませて新聞の記事に突然ひらめいて、妻に提案した。「これから○○に行こうや」。ためらった言葉が返ってくるかと思ったが、予想に反して返事は「いいですよ」。あわただしく準備してJRの駅に向かった。猛暑だったこの夏、行動の範囲が狭かったが、秋の気配が少しだが漂い始めて遠出の意欲が二人に湧いて来たのかもしれない。

晴れ渡った秋空のもと、先ず○○城へ行った。かなりきついこう配の坂道を登って行く途中、オリエンテーリングを楽しむ小学生、虫取り網を振り回しながら駆けまわる幼稚園児に出会い、伸び伸びとした教育を感じた。妻は「40年くらい前に友達と訪れたときは、石垣だけで天守閣は無かった、やっぱり天守閣が有るといいね」と、学生時代を懐かしみながら復元された天守閣に登るために、坂道が苦手であることを忘れたかのようであった。天守閣からの眺めは、○○盆地が一望でき、素晴らしい眺めであった。

続いて、「おはなはん通り」を歩いた。明治・大正時代に建てられた家屋や土蔵が立ち並んでおり、当時の面影が残っていた。40年以上も前になると思うが、NHKのドラマ「おはなはん」のロケ地であったことを懐かしく思った。

昼食後、○川流域の景勝地である臥龍淵に面した山荘、臥龍山荘に行った.自然の景観を取り入れた庭園に囲まれ、茂った木々が直射日光を遮断してくれたおかげで、午後の残暑を忘れさせてくれた。明治の貿易商河内寅次郎が情熱を注ぎ桂離宮などを参考に10年をかけて築いた木造茅葺寄棟造り平屋である母屋の「臥龍院」を見て、妻は「急な思いつきだったけれど、来てよかったね」と満足顔であった。

臥龍院では、欄間の透かし彫り・屋久杉の天井・1枚板の廊下をはじめ隅々まで活かされた匠の技を味った。その余韻が冷めぬ間に苔の生えた庭を歩いて、臥龍淵を足下に見る崖の上に立つ茶室「不老庵」に行った。茶室に座って天井を見上げて、○かわの川面に反射して下から差し込んだ月光が』天井に浮かぶという趣向を想像した。テープによるガイドに従って、不老庵の裏手に回ってみると、驚いたことに生きているまきの木が、不老庵の柱として使われていた。

臥龍山荘を出て、ゆるい下り坂を歩くと、赤煉瓦館が見えてきた。明治時代に商業銀行として建てられたもので、イギリス積みだという赤い煉瓦の壁は、近代化を目指した明治を感じさせた。

小京都といえば、10年以上も前になるが、出張で山口氏を訪れたことが有る。山口市は、室町時代には大内氏の拠点として栄えたが、江戸時代になって毛利氏は拠点を萩に置いたために衰退した。しかし、廃藩置県によって山口県の県庁所在地として、再び活気が出たのである。

奈良の法隆寺五重塔、京都の醍醐寺五重塔と共に日本の三名塔といわれる瑠璃光寺の五重塔と、常栄寺にある雪舟が設計した庭園が、特に印象に残っている。しかし、小京都と言われたかつての街並みは印象に残っていない。

  山口から津和野までのJR山口線には、SLやまぐち号が走ってお 

 り、鉄道ファンには人気スポットである。小京都つながりで、今年中 

 に歴史的建造物が多く残っている山口市を再度訪れてみたくなった。