今年もすごかったウインターカップ2021 | メッタのバスケットボールとゲームLIFE

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 おはこんばんちは、メッタです。

 先ほど実家に帰省し、すき焼きを食べてぬくぬくしているところですが、ここ数日間は3泊4日の東京遠征と帰還翌日に実家への移動というあまりにも無茶なスケジュールを組んだ影響が色濃く出てしまい、正直かなりの疲労感があります。

(まあ充実感の方が上回っていますが)

 

 そんな中で今このブログを書いているところですが、とにもかくにも「これだけは真っ先に!」という感じで取り上げたいテーマが、東京遠征のメインである高校バスケの祭典・ウインターカップです。

 

 昨年の今頃はまだコロナ禍の影響が強かったため現地観戦を早々に諦めていましたが、今回は現時点で感染が弱まりつつある状況を踏まえて遠征を決行。

 メインコートで行われたラスト3日間の女子準決勝以降と男子準々決勝以降の試合を現地で堪能することができました。

 

 さて、大会は女子が桜花学園の3連覇、男子が福岡大学附属大濠の28年ぶりの優勝という結果になりましたが、この3日間だけでも試合内容的に非常に濃密な試合が多く、ずっとドキドキしながら見守っていました。

 

 

 桜花学園の前に立ちはだかったのは、初優勝を狙う京都精華学園の下級生ガードと長身留学生。

 なかなかリズムを掴めない中で、最終的には粘り強いディフェンスと各選手の高いスキルを駆使したオフェンスで桜花学園が最後の最後に抜け出しましたが、京都精華にも十分チャンスがある好ゲームでした。

 京都精華は最後ミスで終わってしまったのはもったいなかったですが、主力がほぼ下級生なので来年以降も脅威になりそうですね。

 

 

 

 今大会、いや近年では間違いなく一番のゲームを見せたのは準決勝の福大大濠と仙台大明成の試合。

 この試合では、お互いの超高校級プレイヤーが序盤から躍動を見せ、特に大濠のエースガード・岩下准平選手が3P9本を含む38得点の大爆発を見せており、明成が誇る大型オールラウンダー・山﨑一渉(いぶ)や菅野ブルースも持ち前の運動能力を発揮して肉薄するという非常にレベルの高い攻防を繰り広げた末に大濠が勝ち切ったという試合でした。

(正直↑に貼り付けたハイライト動画でも足りないくらいお互いの意地がぶつかり合った最高の試合だったと思います)

 

 

 そして決勝は、ここ優勝できる力を有しながら初の決勝進出となった新潟の帝京長岡。

 新潟県からはまだウインターカップでの優勝校が出ておらず、新潟の悲願がかかっていました。

 今大会は大濠にとって最も身近なライバルである福岡第一を準決勝で破っており、安定した守備と留学生と日本人の高度な連携プレーを軸に勝ち抜いてきており、大濠の攻撃さえ凌げれば優勝も夢ではないと思っていました。

 結果、試合は序盤からお互いの長所を消し合うような展開となり、超ロースコアでお互いにきっかけを掴めないまま進行しましたが、最後の最後に徹底マークされていた岩下の3Pと、岩下が帝京長岡の留学生・コネを引き付けたことで手薄になったゴール下で2年の湧川颯斗選手がオフェンスリバウンドを拾っての得点。

 残り3点ビハインドとなった帝京長岡は、残り10秒で同点3Pをコネに打たせますが、惜しくも決まらず大濠の逃げ切りとなったのでした。

 大会のMVPを選ぶなら岩下で間違いありませんが、将来有望な2mの1年生・川島悠翔選手の頑張りも最後の2試合で効いていたので来年以降がより楽しみになりました。

 

 高校生の気持ちの乗った全力プレーとその裏に隠されたドラマは毎年刺激になるものですが、現地で目の当たりにしたことでより感情移入させられました。

 また、接戦が多かったことに加え、プレーのレベルも年々上がってきており、日本バスケ界が少しずつ前進していることも改めて確認することができた今回の大会だったと思います。

 

 そして忘れてはならないのが、今回はコロナ関係による辞退校がゼロだったことです。

 昨年は大会中に陽性者や体温が高温を示した選手・関係者が出た時点で棄権に追い込まれる高校が続出しており、今回もどうなるか心配でしたが、無事全てのチームが試合をできて本当に良かったと思います。

 選手や関係者、運営の努力に感謝しながら、観客サイドも最後まで安心して観戦に集中することができました。

 全ての皆様にありがとうという気持ちを東京体育館に残し、私は帰路に着いたのでした。

 

【おまけ】

 なかなかセンスのあるモップでした。食欲は沸かないかな…

 

※その他の遠征中の様子は後日旅行記的な動画をアップする予定です!

 年明けになると思うのでもう少しお待ちください。