こんにちは!獣医師の高橋です
最近歯石除去で歯科レントゲンを撮ることが多かったので歯科レントゲンについてご紹介します!

通常のレントゲンでは胸やお腹を評価するために麻酔なしで撮影しますが、歯をレントゲン撮影するためには口の中に歯科レントゲン用のフィルムを入れて撮影しなければならないので全身麻酔が必要になります。(口を開けてじっとしてくれれば撮影できるかもしれませんが・・・)

一応胸やお腹を撮影するときと同じようにして口を撮影することもできますが、余計なものも一緒に写ってしまうので撮影してもあまりよくわからないことが多いです。
全身麻酔というハードルはありますが、歯科レントゲンのおかげで歯の見えない部分を見ることができます。

実際に、歯科レントゲンを撮ったところ
症状のある歯の50%で追加情報・22%で重要な情報が得られた、
また症状のない歯の41%で異常・27%で重要な情報が得られた
というデータもあるようです。レントゲンを撮らないと4分の1ぐらいの確率で重要な情報(≒治療すべき病気)を逃してしまうかもしれないということですね。

今回わかりやすいレントゲンの写真が撮れたので、飼い主様にご協力いただきましてご紹介させていただきます。
歯槽骨という歯を支えている骨があるのですが、写真の矢印のところでこの白っぽいところが黒っぽくなっています。歯槽骨が溶けているということになります。この歯に関しては抜歯させていただいて、溶けている部分をきれいにしました。骨が溶けているので痛かったんじゃないかなと思います。

もしかしたら歯周病かも?など気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。