こんにちは、獣医師の高橋ですビーグル犬あたま
先日お休みをいただいて歯科治療の実習に行ってきました。

今回の実習の内容は、予防歯科、歯石除去と研磨、歯科レントゲンについてでした。

歯垢が歯石に変わるのは犬で3-5日、猫で1週間ほどと言われ、3歳以上の成犬の約80%が歯周病になっていると言われています。
ご家庭で歯磨きをしていない、歯磨きガムならやっている、という方はぜひとも歯磨きにチャレンジしていただきたいなと思います。
歯周病がひどくなってから歯磨きにチャレンジすると、口の痛みのせいで歯磨きをさせてくれないことが多いです。健康なうちから歯磨きに慣れさせてあげると歯周病の予防になります。
いきなり歯磨きをすると嫌がるかと思うので、まずは口を触るところから。慣れてきたら唇をめくったり、前歯を触ってみたりと、だんだんと慣れさせてあげるのがいいです。嫌がる場合は無理をせず、上手くできたら褒めたりご褒美をあげましょう!

歯石除去は歯の処置の中でも基本的な処置ではありますが、近年高い関心が寄せられている内容なのではないかなと思います。そのため、より効果的な歯石除去のやり方が模索されているのかなと思います。

また、歯科用レントゲンは今まであまり撮ることが無かったのですが、実際に撮らせていただきその難しさも体感しました。実習に参加した他の先生方も歯科用レントゲンの経験が無い方が多く苦戦しているようでした。

主に歯科治療を担当する講師の先生のお話は知らないことも多く、すごく勉強になりました。これからの治療に生かしていきたいと思います!