ずるい人


わかってる わかってるよ あなたが誰をみつめてるのか

あの子は放っておけない感じだもんね



でも できれば そんな風に何気なく頭触らないでよ

胸がはりさけそう 嬉しすぎて



夜になればあの子の相談 すごく親身になってる私

「お前の声が一番落ち着く」そんな言葉で縛らないで



メールのフォルダ1のところにあなたの名前が増える度に

一緒にいたいと思う気持ちも増えていきそうよ

こんな綺麗な言葉なんかに だまされてはいけないけど

今夜だけは 私だけを愛してると 信じさせて寝かせて




知ってる 知っているよ あの子もあなたを見つめてるの

毎日手紙まわしてくるもんね



でも できればそんな風に嬉しそうに報告しないでよ

渡してない手紙なら 負けないくらい部屋で眠ってるのに



昨日二人が 付き合いだしたってきいた

「よかったね」なんてもう友達のふりできない



メールのフォルダ1のあなたの言葉を繰り返し読むうちに

誰にも取られたくないと いまさら思えてきたけれど

最後のとこで 片足さえも踏み出せずいた愚かな私が

一番ずるい人だって 気づけたのに もう手遅れだなんて



2003年