七夕祭り
さあ来 お帰りなさい 帳が降りてきて さあ来来
さあ来 西の空のかなた 日(ひかり)の神が山へ還る
さあ来 お帰りなさい 私とあなたは さあ来来
さあ来 一度きりの逢瀬 炎も闇に包まれて さあ来来
光浴びた桟橋 遠く遠く 永らえば
汝れの肩に降る雨 きっときっと止むでしょう
水面は輝く星くず 天まで昇る珠雫
腕を濡らした小川に 笹の葉浮かべ行くでしょう
さあ来 お帰りなさい 帳が降りてきて さあ来来
さあ来 西の空のかなた 日の神が山へ還る
さあ来 お帰りなさい 私とあなたは さあ来来
さあ来 一度きりの逢瀬 炎も闇に包まれて さあ来来
御簾を揺らす秋風 稔る幸か悲しみか
闇に照る乙女らは 兆し思い待つでしょう
浮世は儚き幻 常世は永久の真如
袂を返し夢見ては 魂を求め彷徨う
さあ来 お帰りなさい 夜明けが訪れてさあ来来
さあ来 朝 日の神 山に昇るその前に
再来 お逝きなさい 最後の言葉を さあ来来
今宵過ぎて また行く末 小川が空に舞う日まで 再来来
2003年