「わたしの、領分」を観てきました。

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2年前に初演の「わたしの、領分。」を観たときのことがずーっとずーっと忘れられなくて、今回上演されると知ったとき何が何でも観にいきたかったのです。


水の音。
人の声。
静かに、でも確かにひとつひとつが聞こえてきて、心が侵食される。
人々が生きて、悩んで、答えを見つけようとして、でも見つからなくてそれでも生きる、そんな姿を目の前で観て、感じることはとてもたくさんありました。


また、2年前の初演を観たときと、私の環境や状況が変わってるからこそ、ひとつひとつの台詞が全く違うように聞こえたり、ああ、こういう意味なのかもしれない、と不確実ではあるけれど考えられることがたくさんあって、自分の環境ひとつで物語は見え方がまるっきり変わるのだなと思いました。

作品と自分がボーダレスになっていて、登場人物の感情なのか、今自分自身が感じている感情なのかがわからなくなりながらも、劇場の中で物語が進み、そして公演が終わっても、齋藤明里のなかで物語が続いていくという感覚を味わえたなと思います。



分かりづらい感想になってしまいましたが、いつまでも観たひとの心の底にありつづける物語なんじゃないかなあ。


また来年も上演されるとのことで、来年観るとき、わたしはどういう観方が出来るのだろう、それが楽しみです。



あかりったー
@akaritter0113

いんすた
akagram0113


(aωa*)ノシ