娘が旅立ってから、わたしの心は一度死んだ。


四六時中、悲しみと自責の念と淋しさで包まれ、体が動かなくなってしまった。


でも


目の前にいる長男は、生きている。

長男が幸せに感じられるように育てていきたい。


夫に

『今を生きるんだ!!』

と言われた。


日常を取り戻す必要があり、悲しみや娘への気持ちを心の奥にしまって、しっかりカギをかけた。



心ない言葉に傷つかないように、誰にも娘のことを話さない。娘には申し訳なかったのだけど、自分のこころを守るための手段だった。


心と体は一体だから、前向きな気持ちがあって、初めて体も動き出す。


先日、わかちあいの会に参加して、同じ境遇の人たちと話すことにより、その心のカギを開けることができた。開けた途端、悲しみと娘への感情が溢れ出てとまらなくなった。


こころの奥底にしまっていた悲しみは、言葉に出したり、書くことによって、癒されることを知った。


こころの奥にしまっていた、娘との思い出も、思い出したら、このブログに書くことにした。


わかちあいの会で、同じ気持ちを共有して、共感し合えたことによって、孤独感からほんの少し解放されたような気がした。