記憶の扉 |   訪問看護 つれづれ

  訪問看護 つれづれ

     
   おこしやす  日々の訪問活動をご紹介します

      1週間に3回の訪問看護を条件に ようやく退院となったNさん
アルコール依存症のほかに糖尿病 中耳炎 皮膚疾患 角膜の炎症…

  食事に気を付け 近隣とのトラブルもなく ひっそりとした暮らし


    かねてからの約束で男性看護師が訪問すると 「来んでええっ」
         それっきりインターホンに応対なし
        やむなく 女性看護師にバトンタッチ

        Nさん    「 男はイヤなんや 」
         私      「 何故でしょうか? 」  
        Nさん   「 … なんとなく 。。。 」
         私    「  ???  」 

  締め切ったワンルームのベットに腰掛けて自嘲的に話される

       高校時代からライブハウスでドラムを演奏
     デザイン研究所を経て 高収入のカメラマン生活
            祇園の超一流店も顔パス
         南洋の島々はすべて(彼女と)旅行

          
突如 険しい目に戻り 「何んも無いから帰ってんか」 と乱暴な口調

       多芸多才で 感受性豊かなNさんにとって
          偽りの友情や お金のトラブルは
           どれほど辛かったでしょうね



                                      看護師 nana