私にとって、「悪」はフィクションです。
というか、そうとしか思えないの。
意味ないじゃん。と、思うのですよ。
正義と悪の戦いなんてのもわけわかんないし(笑)
というかあれは本物のフィクションだよね?ね?
よくわかんないから、ツッ込んでみる。笑
悪魔、っていうのも、
そんなんいないだろ、と子どもの頃から思ってきたのさ。
あまりにも意味がない気がして。
悪魔はなんのために人を誘惑するのか?
何の得があってそんなことをするのか??
ドラマにしても映画にしても、
悪の勢力って、目的意識なさ過ぎる。笑
(正義のヒーローに遊んでもらいたいだけのかまってちゃんかっ!!?)
世界征服を「成し遂げて」、
成し遂げた後は何があるの?
悪役の皆さんは、それを考えたことがあるのですか?
と、ツッ込みたくなるんですよ。
そこまで考えずに、その過程が楽しくてやっているならただのバカじゃん!!と思うし、
それによって自分たちの世界ができる??
でもそれは、平和というよりただの「死」だ。
世界征服なんて、してどうするの?
私が思うのは、
そんなことしたって、つまんないじゃん。
ってことなのね。
だって、自分以外、全部「自分より劣った存在」になったら。
その「自分より劣った存在」に囲まれていることに、
これっぽっちも「つまらない」と感じずにいられるんだろうか??
「自分より弱いもの」に埋め尽くされた世界で満たされる虚栄心って、むなしくないか??
いくらなんでも、あほらしくならないか??
自分の思い通りの世界にしてどうするの?
自分が一番になって、
その後は??
そのあとは、どうするの??
世界征服じゃなく、独占するということについてもだけど、
世界中のすべての美しいものを手に入れても、
世界中の富を自分のものにしても、
世界中の人を自分の僕にしても。
やっぱり、
で、どうするの?
と思うんだよ。
つまり、
飽きるよ。
(まぁ、何百年とかかるのかもしれないけど)
たとえ、たとえ、いたぶり続けることや、
欲望のままにむさぼることが快感だとしてもだよ
(ほら、悪のよくある姿のように)、
やっぱりどこかで飽きると思うのだ。
そんなものどうしてやるのか気が知れないぜ。
フィクションだからって、もうちょいひねりが欲しいぜ。笑
・・・と、ここまでは物語の悪についてだったけれど、
でも現実世界の「悪」に思うことも大して変わらんかな。
地球が「悪」って呼んでるものだって、
ぜんぜんたいしたことないと思ってるんだ。
悪と呼ぶほどに悪じゃないと思ってる。
極限の弱さだと思っているし、
つまんないだろうな、としか思わないから。
殺人も、独占も、だますのも、暴力も、
そうすることで永らえようとすることは、
何かを奪うことで「しか」自分は得られないと怖がっているだけだもの。
ものすごく「視点の狭い」状態だよ。
だから、「悪」は世界が信じられない怖がりなんだな、と思うんだ。
それ以外の世界を知らなかっただけ。
知らないまま、生きようとしているだけ。
見えていないものが多すぎるから「圧倒的に弱い」んだよ。
そう、とても弱いの。
「続いていかない」ものだから。
一時的なものでしかないから。
力で圧倒しないとヤラレルと思うから必死になるわけで。
力で圧倒している間は、ゆるめるわけに行かないから、
圧倒し続けなければいけない。
自分が弱ってもダメ。
楽ではないし、労力の無駄使い。と思う。
他の方法いくらでもあるのにね。
第一、悪って、
圧倒している間だけ勢力を持っているだけで、
何かが崩れた瞬間にバラバラになる危うさを持っている。
保っているだけで、生み出しているわけじゃないから。
つまり、条件の一つが欠けたら、バランスが崩れるってこと。
悪って実は「少数」だしね。
見せ掛けの圧倒で取り繕っているだけで、
本当は大してすごくない。
だからすぐにひっくり返っちゃう。
いつも「それ以外」のほうがずっと多いんだよ。
(大きな規模で見ればだけど)
そして、一番の弱さは、
「生み出せないこと」だと思う。
自分の支配下に置くこと、って、
他を押さえつけていくこと、
消していくこと。
他の力を奪うこと。
そうすることで自分を保つこと。
でもそれでは、創造性のカケラもなくなってしまうよ!
創造のない世界は、衰退していくだけ。
たった一つのものに統一することは、
貧しくなることだよ。
死んでいくことだよ。
1色しかない絵の具で絵を描くより、
12色の絵の具を使ったほうが、ずっと豊かな絵を描ける。
2色を混ぜ合わせれば、新しい色も生み出せる。
時にはそのうちの1色、2色だけ使ってどこまでできるか試すのもいいけれど、
大事なのは、たくさんある中から「選択できる」こと。
違う色があるから生み出せるんだ。
続いていくんだ。
それに、そのほうが楽しいでしょう?
生きていることは、変化し続けること。
変化し続けることは、新しいものが生まれていくこと。
その循環を絶てば、流れは止まり、濁り、腐ってしまう。
終わるしかなくなるの。
だって、そこから何も生まれないもの。
消費していくだけだもの。
そして消えていく。
現状維持は、衰えていくだけだから。
自滅するんだよ。
・・・・・・長い目で見るとだけどね。笑
まぁ、自分の命がせいぜい100年だかそれくらいしか考えないから悪が魅力に思えるのかな。
「悪」というのは有限だと信じられている世界だからこそ存在しうるものではあるね。
悪を「悪」と呼んでいる間、悪は存在する。
でも、悪は必ず消えていくから、
本当は存在しないんだ。
じゃあ「善は?」「正義は?」
それも物事の「見方」でしかないから、存在はしないんだけどね。
じゃあ何があるの?
流れ続けていく世界があるだけ。それだけだよ。
生み出し続けることで、
流れていくの。
自分より劣った存在で世界を埋め尽くすより、
共に生み出す仲間をつくること。
そうしていくことで世界は続いていくんだよ。
それが宇宙の本質だから、
最後にはそこに流れていくんだよ。