発達障害と鍼治療 | だから私は移民する

だから私は移民する

日本で生まれ育ち、28歳まで一言も英語の喋れなかった女子が、日本の閉塞感・内向き志向に耐えきれず国を飛び出し留学。その後、帰国するも国内で仕事が無く再び海外へ出稼ぎに。最終的にアメリカへ移民することを選んだ話+移民してからのリアルな生活事情を綴ります。

私はASDのグレーゾーンだけど、父親が強力なアスペルガー&自己愛性パーソナリティ障害のため、子供時代からの心理的トラウマも癒えておらず、カサンドラも掛け持ちです。

 

ASDの症状を持って生きていくだけでも大変なのに、カサンドラからくる鬱っぽい症状とも付き合っていかなければならない。

 

ちなみに結婚して家を出てNYへ引っ越して、太平洋いっこぶん+北米大陸いっこぶんの物理的距離を置いて、ようやく心の平安を手に入れた、と思ったら今度は夫がアスペルガーだったという(笑)

 

なんだろうね、もう引き寄せてしまうんだろうね。

 

夫は父親ほどひどくないけど、きまったルーティンを毎日毎日永遠と繰り返すタイプ。

自分のやり方へのこだわりも強い。

旅行なんか行くときは、先の先まで予定を立てて、すべて準備しておかないと落ち着かない。

想定外のことが起こると機嫌が悪くなる。

 

結婚当初は夫の地雷を踏みまくって、毎日Fire&Furyみたいな(笑)

それはそれは大変な日々でしたが、慣れてきてポイントさえ押さえればこの人とは平穏な日々が送れると気づき、なんとか今に至ります。

 

本当はもっと自分を正直に出したいと思わないといったらウソになりますが・・・結婚生活、何をとるかですよね。

 

さて、せっかく鍼灸師になったので、なんとかこの今までの苦労や経験を活かせないかと思って、、。

 

鍼灸師は基本的にどんな症状でも診るんですが、数年たつと皆、自分の興味や得意分野にもとづいた専門領域ができてきます。

 

不妊治療、小児科、Sports Injury、内科全般、というように。

 

それで私が今一番興味を持っているのは、大人の発達障害。

これをぜひ自分の専門分野として取り組みたいと思っているんですよね。

 

障害自体を完治させるというよりは、障害からくる症状を緩和させるという感じにはなると思いますが。

(未発達の脳の構造自体を鍼や電気鍼で変化を起こせたら、それはそれですごいことだと思いますが、今の時点でそれが成功したという論文は見当たらないのです。。)

 

あと、忘れてはいけないのがカサンドラ症候群の方たちのメンタルケアもしたい。

 

なかなか難しいジャンルなのかもしれないけど、きっと世界中にちらばっている鍼灸師の中にはこの分野を研究してる人もいるだろうから。

まずは先人の研究結果を注視しつつ、自分でも試行錯誤して、発達障害の方が少しでも生きやすくなるためのお手伝いができたら嬉しいですね。