変化する義母への気持ち | ゴールドコースト生活+子育て日記

ゴールドコースト生活+子育て日記

オーストラリアに在住9年目。
オージー旦那と5歳の息子との生活や文化の違いをはじめ、
その他もろもろについて語ります。

ウチの旦那は小さい時から「ダディっ子(パパっ子)」だったらしい。

それは今でもそう。

最近では2日に一度、時には毎日電話で話してる。

父親と息子の関係がこういう感じなのは見ていて微笑ましい。




義父は76歳。ブリスベンで一人暮らし。

今でも現役で薬剤師。しっかりとした人。

でもやはり歳をとると余計に寂しくなるのだろう。

旦那が話し相手になってくれるだけで嬉しい様子。





そんな良好な父子関係だが、

母子関係はイマイチ。




旦那は「マザコン」の真逆だとおもう。

自分の母親と話す事を避けるし、面倒くさがる。




でも、その気持ちも良く分る。

だって、義母は知らず知らずの間に「毒」を吐いたり、

話しているうちにいきなり攻撃的になったり、

話が意味もなく長かったりするから・・・・。




旦那はこういうのが超苦手らしい。

話だってピンポイントで話してもらいたい派。

国語でいうと「内容を20字以内でまとめなさい」

という感じだろうか・・・。




その他にも義母の毒舌で過去にえらい目にあった事が多々。

義父も義母の犠牲になったとか・・・。

まー、過去には私ともいろいろあったし、

旦那もそのお陰で迷惑をこうむっていたから・・・・。




だから旦那は自分の母親が苦手。




逆に私はそんな義母に慣れてきた。

私にとってあれだけ苦手な相手だったのに目からうろこ。

義母も私に気を使い始めたのかもしれないけど、

私も彼女が何を言っても何も思わなくなった。

人間「丸くなる」というのはこーいう事であろうか。





ところで・・・




最近、義母は次に住む場所を探していて、

旦那に時々相談に乗って欲しいから電話をしてくる。

旦那は面倒くさそうに電話を取る。一応自分の母親を尊重しているので

面倒くさそうには話さないけど・・・・。




この義母の家探し、とっても大変そう。

オーストラリアの不動産情報は最近は殆どネットで

写真付きの物件が出ているのでコンピューターを持っていない

義母には一苦労なのである。




でも旦那にとってはこの相談を受けるのが面倒くさい

らしいので時々私に愚痴る。ほんの時々。




その時、私は旦那に説教した。




「自分の親なんだから快く手伝ってあげなさいよ!

私達もいずれ歳を取れば誰かの助けを必要とする時が来るのだから!」と。




「なんなら、私の時間の空いてる時に義母に家に来てもらって。

私のコンピューターで一緒に家を探すの手伝ってあげるわ。」と。





自分でも自分の変貌にびっくり!




遠回りだったけれど、

義母への気持ちがここまで丸く変わったのは

もしかすると息子Kaiのお陰かもしれない。




最近の旦那の義母への態度が

大きくなったKaiと重なる。




旦那→パパっ子。

Kai→パパっ子。




共通してるし・・・。




将来こんな態度で息子のKaiが私に接するととっても悲しいし、

そして私と同じ立場にあたる義理の娘(Kaiのお嫁さん)

も同じような感じだったらこれまた悲しい。




人間誰にでも平等に訪れる「老い」。

数十年後、息子を持つ私も「姑」という立場になるのは確定。




いずれ自分の順番も回ってくるから・・・

というのがその理由のすべてではないけれど、

義両親に何か困った事があったら喜んで手を差し伸べる嫁

でありたいと思う。

まー、過去には散々嫌な思いをさせられましたけどね。




私の母が昔よく言っていた。



「誰にでも親切にしなさい。いずれそれは別の形であなたにも返って来るから・・・」



と・・・・。