5ドルの幸せ | ゴールドコースト生活+子育て日記

ゴールドコースト生活+子育て日記

オーストラリアに在住9年目。
オージー旦那と5歳の息子との生活や文化の違いをはじめ、
その他もろもろについて語ります。

数日前、ドイツ系庶民派スーパーマーケットALDIで

買い物し、レジで順番を待っていたところ、いくつかの花束が

付近に売られているのが目に付いた。



今までベルトコンベアーみたいなやつの上にいそいそと商品を

置く事に集中しすぎていた為か、

そこにあったのは知ってたけど、特に注意を払わなかった。




時々、旦那から花をもらうのは大好きだけど、

自分で買う事はなかった。

特に切花は最初美しいだけに、枯れていくその姿を

見るのがなんとなく悲しいし、

「捨てごろ」を見極めるのが非常に難しい。



いくつかのお花が枯れてしまっても、

あとの花は元気だったりするから・・・。

そういう時は枯れたお花だけ切って処分するのだけれど、

やっぱり最初のゴージャス感は薄れてしまう。

だからやっぱり悲しい。



とうとう「その時」が来てしまったら、

いよいよゴミ箱に行ってしまうんだけど、

その時は何とも「ごめんね」感が強く捨てる時に非常に心が痛む。

ごめんね、お花。そしてくれた人にもごめんね。と。




こんな理由から切り花とは何となく距離を置いていたけれど、

今回目の前にあった花束はなんとすべて5ドルだった。

特にセールとかじゃなくいつでもこの値段っぽい。




近くでその花たちを見てみた。

とってもかわいい。

「買って!」と言っているような気がした。




それに5ドルで花束なんて!

今時カフェでお茶したってそれくらいする。(主婦目線)



そんな安値で売られて花束たちには少し同情するけど、

彼らの目的は無造作に他の花束たちと水のバケツに

突っ込まれている事じゃなくって、

キレイに飾られて日の目を見る事。

そうじゃないとここまで咲いてきた意味が無い。




そんな事をぶつぶつ思いながら買ってみた。




白い菊系の花。




菊は日本では仏様にお供え用の花っぽいけど、

ここオーストラリアでは仏壇も特に存在しないので

「フツーに飾る花」として扱われている。






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5ドルでハッピー。




こりゃ、いい。




やっぱり捨てる時は一瞬「かわいそう感」に浸る事は

まちがいないが、取りあえずは自分で買った物だから

くれた人にごめんねと思わなくて済む。気が楽。




小さなバラの花束もあったので

今度はそれを買ってみようかなと思うけど、

今度旦那が花束をくれるときに私の感動が薄れない程度の

頻度の花購入が最適かもしれない。




5ドルあれば「ミルク4リットル買えるのに!」

と思うんじゃなくて、

「お花でも買おうかな?」と思える主婦でいたいと思う。