オーストラリアには1セント硬貨が存在しません。
(日本でいうと大体1円にあたる。)
5セント硬貨が一番小さな硬貨です。
かと言って、すべての値段が5セント単位で表示されているかと言うと、
そうでもありません。すべては四捨五入されて計算されます。
よって9ドル99セントと表示されていても10ドル請求されます。
お店は1セントドロボーした事にはなりません。
反対に9ドル92セントのものを購入すると9ドル90セントしか請求されません。
まー、こんな感じでオーストラリアという国はある意味テキトーな感じです。
そして、バスの時間だって10分間隔で表示されている事が多いです。
あ、これはゴールドコーストおよび田舎エリアに多いかもですが・・。
そんな国にある程度の期間、その国出身の伴侶と共に生活していると
そんな「テキトー」な感覚が「フツー」になってくるようです。
なので、昨日の記事で書いた「ホテル滞在中」、
私は日本人のくせに改めて強いカルチャーショックを受けました。
まずは、空港からホテルに向かう時にホテルからの無料シャトルバスを
利用したのですが、その時の運転手さんがとってもフレンドリー。
ここまではオーストラリアでもありえるのですが、
そのあと、運転手さんが仕切りに時計を見ながら、
「あともう1分で出発しますのでもうしばらくお待ちくださいね。」
と乗客は私達しかいなかったのに逐一報告して下さり、
そして、バスの中のデジタル時計がちょうど8時になったその瞬間。
運転手さんは即座に、
「お待たせいたしました、ただ今より発車いたします。」
と丁寧に言い、そのままバスはホテルに向かって出発。
旦那と私は顔を合わせ、
「か・・・・・・・。」
「完璧すぎる・・・・。
」
といきなり日本のバスの時間の正確さにおどろかされたのでした。
そして、ホテルに着くまでの間運転手さんは、
「大変申し訳ありませんが、予定より2分程遅れてのホテル到着となります。」
とこれまた丁寧に私達に言ってくるじゃありませんか!
私達は
ホテルに連れて行ってくれるんであればどれだけかかっても構いません。
という考えであったため、逐一報告してくれる運転手さんに驚きました。
そして、私達夫婦はまた顔を見合わせ、、、
「てか・・・・・・。」
「2分て・・・・・????」
オーストラリアでは1,2分なぞ誰がそんな単位知ってるのでしょうか?
という感じの為、その細かさに驚かされました。
それにまず、この国では、
数分遅れたところで「お詫びの言葉」なぞないのが普通です。
「交通渋滞なので仕方がない。」といわれるのがオチです。
なので日本の時間の正確さ、というか緻密さに
旦那は特に驚いていたようでした。
そして、翌朝、
近くのアウトレットにまたシャトルバスを利用して行く私ら家族。
昨日の運転手さんではなかったけれど、やはり親切ご丁寧な運転手さん。
「本日のご利用ありがとうございます。」と丁寧に挨拶した後、
1分の誤差なく時間通りにバスは発車。
その瞬間、バスの外を見るとホテルの入り口前に
ホテルの支配人かマネージャーであろう身なりの男性が、
私達に「行ってらっしゃいませ。」
と私達に向かってかなり深めにお辞儀をしていました。
で、私は旦那と話をしだすと、旦那が、
「ちょっと外見てよ、まだお辞儀してるよ!」
私達のバスが見えなくなるまで支配人の方は深くお辞儀していたのでした。
正直言ってこれは驚きました。
「お辞儀」の存在しない社会に暮らしていると、
日本人であれば、されて「心地よく感じる」であろうお辞儀が
ちょっと複雑に感じました。
「いやいや、そこまでしなくても良いのですよ・・・。」的な。
旦那もやっぱり、
「僕達はフツーの一般庶民だし、あそこまでお辞儀しなくてもいいのに。」と。
そして、また、
「彼は僕達の使用人でも何でも無いし、ましてや支配人だろ?。」
と立場的に上の人が深ぶかとお辞儀する事に若干違和感があったようでした。
うまく言えませんが、
西洋の階級社会ではおそらく下の方の人がやるような事を
上の人がやっていたのが旦那にはショッキングだったようです。
そして、旦那は、
「こんなに頭を下げなければいけないのであれば、
自分の息子には日本で管理職についてもらいたくない。」と。
ってかウチの息子は管理職より芸人やと思うけど・・・
後で、大阪に住む姉にこの事を話すと、
「それ、いたってフツーやでー。」
「頭を下げれる程偉いっていう事やねん、
日本では・・・。」
日本の感覚を半分忘れつつあった私には、
この言葉はある意味ショッキングで
日本と西洋の文化の決定的な違いに驚かされたのでした。
応援いただけると嬉しいです。![]()