毎月課題の本からインスパイアされた題材をテーマに
エッセイを書く文章サロン「ふみサロ」に参加しています。
今月の課題本は、『なぜヒトだけが老いるのか』です。

 



以下、今月のエッセイです。

26歳はウソほんと?!

私は26歳。
26歳から歳をとらない。
誕生日がきても26歳。

代表を務める子育て支援のNPO法人で

小学生を対象に毎月体験活動を行っている。
30人弱の子どもたちがいるのだが、

そこでも26歳で通している。

「ウソつき!」
(ウソちゃうし!)
「そんなわけないやん!」
(なんでそう思うん!)
「こんなに白髪あるのに26歳のわけない!」
(なかなかするどい!)
「ほんとは ごじゅう●歳やろ!」
(ギクッ)
「26歳には見えないけれど、

うちのお母さんよりは年下!」
(お母さん、ごめんなさいm(_ _)m)

こんなやりとりがあるうちはまだいい。
だんだんと子どもたちはスルー力を発揮する。
「また言うとるわ」

と最近はガン無視されている。

NPO法人を立ち上げるきっかけとなった

子育てのネットワークの会に参加し始めたころ、

私は一番の〝若手〟だった。
先輩お母さんに交じって、

思ったことをズバズバ意見していた。
若気の至りで食ってかかってたし、

ケンカもしてた。

あれから20数年。
今は法人の中では最年長組。
しかも代表やってるもんだから、

発言に気をつけないと、

私が言ったとおりに決まってしまう。
なので発言には細心の注意を払うようになった。
若気の至りで先輩お母さんに噛みついていた私がね(笑)

「これでいいですか?」

と運営会議で言われる。
「『これでいいですか?』じゃなくて、
『こうこうこうだからこうしたい!』
『こうさせてくれ!』ってプレゼンして!」
と伝える。
みんなとまどった表情になる。

って書いているうちに気づいた!

『やりたい!』『やらせてくれ!』

って言っちゃった時の責任の所在。
そのことを伝えていなかった。
やりました。失敗しましたって時の

責任を追及されると思ったら、

そりゃ誰だってこわい。
法人の事業、運営についての責任はすべて私にある。
それを今度ちゃんと伝えよう。

この歳になっての私の役目は後輩たちを育てること。
法人にとって〝老害〟にならないように気をつけなきゃ。
あれっ?! 私、26歳じゃなかったっけ^^;

(エッセイ、ここまで)

 

【5月30日追記】

さぁこの課題本から何を書こうか?

と思いつつ、読み進めた。

とその時に思い浮かんだのが

今の立場というか位置というかそんなの。

それを書くためのエピソードとして、

若手だった時のことと

26歳と言い張っている話をいれたら

おもしろいかなと思って、

いれてみました。

 

 
 

 

 

 

毎月課題の本からインスパイアされた題材を
テーマにエッセイを書く文章サロン「ふみサロ
ここに参加しているメンバー16人でのエッセイ集第2弾!

 


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