この本を読もうと思ったきっかけは、1億稼ぐ子どもに育てたかったから… というわけではなく。
著者のお子さんが発達障害があると知ったから。
著者がお子さんに対して何か特別な育て方をしているのか、その子育て法を知りたいと思ったので。

で、読んでわかったこと。
子どもに発達障害があるからと言って、特別なことはしていなかった。
子どもを観察し、何に興味があるか、何に向いているかを見極め、そのための環境プランを準備している。
これって特に発達障害あるなしにかかわらず、親として必要なことなんじゃないかな。
ただ違うのはこのプランがいくつも用意されていること。
プランAがダメならプランBで。
BがダメならプランCで、みたいな感じで。
そのプランをいくつも用意するために、たくさん勉強をして、いろんな情報を得ているなと感じた。
で、そのプランは決して子どもを枠にはめるためのプランではなく、あくまで子どもの特性が活かすためのプラン。
子ども本位っていうのかな。
決して親がレールを敷いているという意味のプランではない。
これも発達障害あるなし関係ないけれど、やってみないとわからないってことあるでしょ。
やってみて違うなってなったら、こっちのプランで、みたいな感じで準備してある。
この「やってみて違うな」の割合が、発達障害があると大きくなるだろうから、だからたくさんのプランを用意しているってこと。

あと思ったのは、親という環境しだいで、子どもの可能性が変わってくるということ。
子どもの可能性を引き出すのも、伸ばすのも、閉ざすのも親という環境しだい。
例えば幼児期のおしゃべりは思考そのもの。
子どもはしゃべりながら考えている。
だから意味が通じないことも多々ある。
それを「何言ってるかわからない」とか「くだらない話やめて」とか「そんな話聞いている暇ない」って言っちゃったら

それは子どもに「考えるな」と言っているのとおなじことになる。
でもおしゃべり=思考とわかっていたら、くだらない話でも聞こうと思える。
そのほか、アタッチメントの重要性も書かれているんだけど、この大切さを知らないと、

抱っこをねだる子どもを「もう大きいんだから」と言って突き放してしまったりする。
これでは子どもの自尊心が育ちにくくなる。
親が育て方を知っているのと知らないのとでは、子どもの可能性に大きな違いが出てしまう。
だから子育てについて学ぶって大事なんだよね。

あとやっぱり子育てで大事なこととして一番たくさん挙がっているキーワードは「あそび」
創造性も好奇心も社会性も何もかも、このあそびで育つんだよね。
うんうん頷くところがたくさん。

最後に印象に残ったのが、親が子どもに相続させるべきものとして「あたりまえ」という言葉。
この「あたりまえ」という感覚は、親の期待を押しつけるものではなく、親が叶えられなかった願望でもなく、

物事に対する見方や関わり方のこと。
どんな子どもに育つかはこの親の「あたりまえ」が大きく影響してくる。
ちなみに著者の稼ぐ子に育てる「あたりまえ」の中で私も同じだったのは
・自分の身に起きたことは人のせいにせず、すべて自己責任として対処する
・行動によって自分の人生を切り開く
・常に学びつづけ、昨日より今日、今日より明日へと成長する
この3つに加えて、わが家の「あたりまえ」は
・朝起きたら「おはよう」、寝る時は「おやすみ」、食べる時には「いただきます」、

出かける時には「行ってきます」、悪いと思った時には「ごめんなさい」
・人に何かしてもらったら「ありがとう」


親の言うことで子どもが育つんじゃない。
親のしていることで、その背中を見て子どもは育つんだよね。

著者自身の経験を踏まえつつ、今成功して稼いでいる人物が幼少期に親からどのような環境で育てられてきたのかを取材し、

さらに膨大な調査結果を持つアメリカの論文や書籍も調べてまとめたのがこの本であるとまえがきに書いてある。
いわゆる子育ての専門家でもない著者が調査の結果まとめた本なんだけど、すご~く的をついててわかりやすかった!
具体的な方法も書かれているので、ぜひご一読を!

 

 

1億稼ぐ子どもの育て方

 

 

 

 

 

 

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