市青少年センター主催講座「学習会」の講師に
えーるが行かせていただいている。
この講座は13回で1クールなので
学習のつまづきの克服まではできず
目的を学習のつまづきの発見に置いている。
小1からの総復習。
どこでつまづいているかを発見し
ラスト、保護者の方につまづきの箇所を
お手紙でお伝えする。
今年度のこの秋のクールで4クールが終了した。


4クールもやっていると
子どもたちがどこでつまづくか、
だいたいわかってきた。
みんなつまづくところはほとんど一緒なのだ。
まず単位の変換ができない。
1km⇔1000m などの距離の変換、
1リットル⇔10デシリットル などの水のかさの変換、など。
曖昧になっちゃうのもわかる。
めっちゃややこしいもんね。
あとは概数や割合。
およその数とか何パーセントとかそんなの。
まぁ、確かに私も学生のころ苦手だったわ(-_-;)


これらを踏まえて、来期も担当させてもらえるなら
ニューバージョンで進化させたいと思っている。
よりつまづきの発見をしやすく、
そして少しでも克服できるようなシステム作り。


これは絶対やりたい!

さて昨日、13回目を迎え
いよいよ今年度の秋組のラストを迎えた。
今日で終わり、ということで
子どもたちもそわそわ。
いつも以上に落ち着きがない。
ほんとに子どもたちを
勉強に集中させるのって難しい。
学校の先生ってほんとにすごいよね、って
この学習会していると
つくづく思う。


ラストは参加賞を一人ずつ手渡し
そして皆勤賞の子どもたちには
さらに皆勤賞の賞品も手渡す。
そしてみんなで拍手!


たいしたセレモニーでもないが
とりあえず終えて、さよううなら。
口では「学習会しんどい」
「来たくなかった」って言いながらも
名残惜しそうな子どもたちが数人、
終了後も残っていた。


「また次もおいで!」と言うと
「うん!」と言って、
安心して帰る子も。
あー やっぱり子どもってかわいいなぁー


一人、勉強に集中できず
おしゃべりばっかりで
いっつも注意していた男の子が
そばに寄って来た。
「お母さんにお手紙渡したくないなぁー」
「なんで? そんなに悪いこと書いてないよ」
この後、その男の子は
何かやらかして、お母さんに怒られたことを
話してくれた。
この手紙見せたら、また怒られる。
だから見せたくない、と。


「そうかぁー
でもいいことも書いてあるよ!
○○君へのメッセージ、先生書いたから。
そこにはいいこと書いてあるから」
と伝えた。


その時思った。
この13回、正直しんどい時もあった。
どうやったら子どもたちが
もっと学習に集中してくれるのだろう。
特に騒がしくなってしまう時には
そんなことばかり考えてしまっていた。


でもこの男の子のこの言葉にハッと気がついた。
勉強に集中できないのは勉強がキライだから。
もちろんそれはそうだ。
でも本質的な問題はそこではないんだ、ということ。


たとえ13回と言えども
たとえお母さんに「行って来い!」と言われ
仕方なく来たとしても
一期一会。
この子たちと出会えたのは偶然じゃない。
せっかく出会えたのだから
勉強も大事だけれども
もっと本質的な話が
聴けるようにならないものだろうか…。


それはもしかしたら
学習会の趣旨とはずれることなのかもしれない。
でも昨日の最後の最後で
ちょっと胸のうちを語ってくれたあの子のことを思うと
もうちょっと早い時に
あの胸のうちを聞けてたら…
なんて思ってしまうのだ。


まぁ、そんなことを考えてしまうのはエゴかもしれない。
でもできるだけのことはしたいなぁー
なんせ、えーるは〝子育ち支援〟のプロだもんね(*^_^*)


学習会秋組のみんな!
しんどい金曜日の夕方に
頑張って来てくれて、ありがとう!
またいつかどこかで会いたいね!