3月に貝塚にある3公民館で連続講座が開催された。

テーマは「新しい時代に、公民館が求められるもの」。

まず最初は中央で人権、

次に山手で市民活動、

最後は浜手で防災、

それぞれの視点から公民館の役割は何なのか?

を考える講座だった。

 

私が参加できたのは2講座だけだったが

行けなかった1講座は

録音してあったものを後から聞いた。

 

私はここ何年かずっと思っていたことがあった。

それは、公民館はこのままじゃあかんやろ、ということ。

 

公民館を利用している人にとっては

公民館はなくてはならない場所。

でも利用していない人にとっては?

貝塚の人口9万人のうち、どれだけの人が

公民館を利用してる?

利用どころか、

どれだけの人が公民館の存在を知っている?

 

そして府内を見ても、公民館は衰退の一途。

市直営で公民館を運営しているのは貝塚だけ?

というぐらいの状況だ。

貝塚だってもはや例外ではない。

一部有料化が囁かれて、もうだいぶ年数は経つのだ。

「ほんの一部だけご負担願います」

「一部負担して利用できるなら…」

「お金出して、もっと自由に使えるなら…」

実はこの考えがとても危険。

そう思うと、貝塚の公民館は

どれだけ市民の学びを保障してきたか。

今さらながら、そのすごさをしみじみ感じる。

 

最後の浜手で開催された講座の最後で

私は思わず叫んでしまった。

「この3館連続講座を聴いて、

いつもの活動を公民館が考えていかなあかんな、と。

いつもの活動をどうしていくか、

今日先生のお話を聴いて、

これから具体的にどうしていくか、を

私たちが考えなあかんな、と。

これは職員だけに任せておいちゃあかんやろ、と。

それは職員と一緒に利用者も、

そういう話ができる場を一個作りたいな、と。

作ってほしいとは言いません。作りましょう、みんなで!」

つまりはとうとう大風呂敷を広げてしまったのだ。

 

そして昨日、

その大風呂敷に賛同される方々が集まって話し合いをもった。

このまま連続講座を聴いて、終わりにしたくはない、と。

そして、公民館について話し合う場を作ることになった。

その名は

「しゃべり場★公民館」

少しずつ少しずつ、「公民館を愛する人」の輪を広げていきたい。

気持ちをつなげていきたい。

その最初の第一歩。

6月26日、火曜日の午後に第1回目を開催する。