La dame aux camélias ー椿姫ー2回目 | 日々のカンゲ記 ふろむパリ→トーキョー

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日々の感激と観劇のきろく。パリ生活のこと。

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MARGUERITE Delphine Moussin
ARMAND DUVAL Benjamin Pech
MONSIEUR DUVAL Andrey KLEMM
MANON Eve Grinsztajn
DES GRIEUX Florian Magnenet
PRUDENCE Mélanie Hurel
GASTON RIEUX Christophe Duquenne
OLYMPIA Laure Muret
LE DUC Laurent NOVIS
LE COMTE DE N. Simon Valastro
NANINE Béatrice Martel

本日のキャストはムッサン&ペッシュコンビ。
もーーーーう、ほんとーーーーーに、よかったです!!!

ムッサンもペッシュも素晴らしい!
二人とも微妙な心情の表現が本当に素晴らしく繊細で、ずっと泣きっぱなしでした。
そして今日は席もとても良く、前回はちょうど上手側の席だったので、見切れてしまっていた上手の絨毯の上でのアルマンの演技も観る事ができました。

ムッサンの、本当はアルマンを愛しているのに、彼の為に偽りの裏切りをしなければいけない辛さ、
それを内に秘めた繊細な踊り、表情、全てが切なすぎて、本当にこんなに難しい表現を、言葉をなしで、身体だけで表現できるバレエって改めて素晴らしいものだな、と思いました。

ペッシュも、本当にすばらしかったです。
マルグリットが田舎の家から出て行ってしまったことを悟った時に、お茶のポットを触ってまだ暖かいのを確かめた時の表情とか、そこから裏切りの手紙を読んだ後の苦悩、自暴自棄になって他の娼婦を抱こうとする時のあらくれっぷりから、それでもマルグリットのことが忘れられずに一晩だけ復縁してしまう所、マルグリットにお金を投げつけて、その後に自分を責める所とか・・・もう全てがすばらしかったです!
最後マルグリットからの愛の日記を読む時なんて本当に泣いているように見えました。

このコンビの役の解釈が私には切なすぎて、上演中ずっと泣きっぱなしで、夢の中にいるようでした。
もう一回このコンビで観たい・・・

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Bravo!Moussin&Pech!!!!