KEC日本語学院というところで、体験談を話してきました
対象者は、日本語教師養成講座を受講中の方やこれから受講される方でした
今回は日本語教師の職種で協力隊を受けたいという方に聞かれた質問を
いくつかQA形式で紹介します
Q:経歴は?
A:大学卒業(フランス語専攻)
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日本語教師養成講座420時間課程修了(半年)
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日本語学校(非常勤・3年半)
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協力隊(スーダン・2年2か月)
日本語教育は、大学を卒業してから養成講座で初めて勉強しました
漠然と海外でも教えてみたいと思っていましたが、
いきなり行くのは自信がなかったので、日本で経験を積んでから協力隊を受けました
今思うと、その経験がなかったらまだ歴史が浅いスーダンには
派遣されてなかったんじゃないかなと思うので、よかったです
Q:協力隊に参加する前に実務経験は必要?
A:実務経験がなくてもOKのところもありますが、
実務経験があればあるほど、幅が広がると思います。
ちなみに日本語教師の実務経験としてカウントされるのは、
非常勤、常勤で日本語教師として働く以外にボランティア教室等もカウントされるそうです
ただし、個人レッスンではなく、クラス単位の授業しかカウントされないそうです
Q:同じ日本語教師の職種でも、「青年海外協力隊の日本語教育」と「日系社会青年ボランティアの日系日本語学校教師」の違いは?
A:大きな違いは、日系社会のほうは、その名の通り、日系社会の日本語教育現場で教えます。青年海外協力隊のほうは、そうでないところで教えます。
青年海外協力隊の日本語教育:
対象は、中学生以上の方。配属先は、大学が多いんじゃないかと思います。派遣先によって、単位が出る専攻や副専、選択科目等の授業だったり、単位にならない公開講座だったりと様々です。受験、留学、仕事のために勉強している人や趣味として日本語を勉強している人なども現場によって違います
日系社会青年ボランティアの日系日本語学校教師:
対象は、日系社会の子供から大人まで幅広いけど、子供を教えることが多いと聞きました。試験や日本語の上達ではなく、文化や伝統を紹介するといった要素が強いんじゃないかと思います
Q:行きたいところを選べますか?
A:いいえ、選べません
提出書類に第3希望まで書きますが、あくまでも希望なので、
その人の経験や適性を見てJICAがマッチングをします
希望通りだったという人もいますが、私は全く希望に書いていたところと違いました。
なかなか一人では行けないところで、日本から遠いところがいいなと思っていたのですが、
なんとなく海がきれいそうなところがいいなと思い
コスタリカ、フィジー、ジャマイカにしました
すると、なんと全く正反対の砂漠のエジプトで合格していました
お~ピラミッドとスフィンクスしかイメージない・・・と思いながら、未知の国に挑戦することに
そのまま、訓練を終えて、いざ出発!となったときにエジプトでデモがあり、
ちょうど募集がかかっていたスーダンに振替えることにしました
それがエジプト以上に未知の国スーダンとの運命的な出会いでした
話は戻りますが、全く希望に書いてなかったところに派遣されることもありますが、
希望は大きくアジアとその他の地域(←広いw)に分けて
派遣国を決めているという噂も聞いたことがありますあくまでも噂ですが
ただ、よっぽどの理由がない限り、絶対ここ!っていう風には思わず、
どこでも行きますっていう気持ちで受けたほうが合格しやすいだろうし、
楽しいと思います
Q:日本にいるうちにやっておいたほうがいいことは?
A:できるだけ教え方の引き出しは多いほうがいいと思います
派遣される場所によっては、教材が一冊だけなんてとこもあります~
文化的な紹介ができれば、なおよしだと思いますが、
現地の人が自分たちで続けられるもののほうがいいです
折り紙なんかは、Youtubeでたくさん折り方がでてくるので、
ネット環境があれば、現地に行ってからで大丈夫です!
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参考になったでしょうか・・・?
とりあえず、どの職種もそうですが、
JICAボランティアは技術移転を目指して派遣されているので、
「教える」というだけでなく、「現地の人といっしょに」っていう意識を持てる人、
また臨機応変に活動できる人材が求められてるのではないかと思います
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